怪優・船越英二

七昨日の1本♪
市川崑 『穴』 O(≧∇≦)O

08月23日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 103分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼った、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1957年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、市川崑は、
 超傑作・『破戒』→ココ)も、撮った人 (≧∇≦)

脚本の、久里子亭は、
 市川崑と、和田夏十の、共同ペンネイムなのす Σ( ̄□ ̄;)

本作は、コメディ仕立てミステリィなのだけも、
 テムポが、速すぎるのか、セリフが、異様に、聴き取り難くて、

今今(イマフタツ)、分かり難かったのす ( ゚∀。|||)

ヒロインの、北長子を演じた、京マチ子の、
 多彩な変装が、話題になってるけも、

例えば、同年に、公開された時代劇、伊藤大輔 『地獄花』→ココ)の、
 野生的なヒロイン、ステ姫の方が、個人的には好きだし、

もすかしると、アタシは、黒澤明 『羅生門』(→ココ)の、
 あの、真砂のイメイヂから、抜け出せてナいのかも Σ( ̄□ ̄;)

で、ナイフ北長子と、拳銃六井ふき子川上康子)が、
 ポーカーフェイスで、「対決」してる、DVDヂャケットが、非情に面白く、

本編に、かにゃり、期待すてたのだけも、
 六井ふき子の出番は、あんまし、多くはナかったし ( ゚∀。)

男優も、みな、コメディ・タッチで、描かれてるけも、
 猿丸警部菅原謙二)と、千木船越英二)が、面白かったし (・∀・)

同じミステリィなら、ミステリアス船越英二が、観られる、
 富本壮吉 『花実のない森』→ココ)の方が、好きかな (≧∇≦)

それでも、また、観直せば、本作の良さが、分かるかな???

~~~~

HMVジャパン ♪♪HMVで、チェ~ック♪♪
DVD
icon

四昨日の1本♪
市川崑 『破戒』 O(≧∇≦)O

02月14日(杢)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 119分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1962年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、市川崑は、
 『犬神家の一族』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本和田夏十は、
 『炎上』→ココ)も、書いた人 (・∀・)

島崎藤村原作(読んだこと無い)が、良いのか、
 和田夏十脚本が、良いのか、実に、文学的な、格調高い仕上がりで、

主役の、瀬川丑松市川雷蔵)にも、感情移入デキたし、
 終始、引き込まれ、退屈しナかったのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

『処刑の部屋』→ココ)とか、『野火』→ココ)とか、
 感情移入し難い人物を、描いてたので、

(初期の)市川崑と、和田夏十には、苦手意識を持ってたけも、
 ちょと、見直したな ( ^∀^)

もっともっと、彼らの作品を、観ナきゃ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

で、市川雷蔵は、時代劇のヒーローやら、殺し屋やら、
 様々な人物を、実に、器用に、演じ分けるにゃあ (≧∇≦)

本作では、被差別部落出身であることを、ひた隠している、
 若い、小学校教師の役 Σ( ̄□ ̄;)

被差別部落と云えば、アタシの、中学校の同級生、
 Uたんのお母さんが、そぉだったんだって ( ̄▽ ̄|||)

現在も、そのよぉな差別が、あるのかは不明~ ( ゚∀。)

ちなみに、Uたんは、かわいくて、活発で、
 男子にも、女仔(ぢょぴ)にも、人気があったにゃあ (〃∇〃)

で、ヒロインの、お志保を演じた、23歳の、藤村志保は、
 本作で、デヴューすたのだけも、しゅごく、美しいにゃあ (///ω///)

貧乏くさいとは、云わナいけも、素朴な、藤村志保は、
 お寺の養女の、ちょと不幸な娘が、画になってたし ( ^∀^)

そもそも、本作を観たのは、藤村志保が、気になったから (≧∇≦)

それから、静かに燃える眼が、ただならヌ、猪子蓮太郎を演じた、
 三國連太郎の、巧みな演技が、比類ナいのす (〃ノ∇ノ)

猪子は、結核を患ってるらしく、時々、咳をするのだけも、
 全く、ワザとらしさが、無いのす Σ(@∀@)

特に、あなたを知らナいと、丑松に、告げられるシィンなど、
 ヤル瀬無くて、圧巻~ Σ( ̄□ ̄;)

丑松の父を演じた、56歳の、怪優・浜村純も、
 怪演ではナいけも、独特の、枯れた味があったにゃあ (〃ノ∇ノ)

『炎上』でも、市川雷蔵オヤジの役だったハヅ (・∀・)

アル中の小学校教師、風間敬之進を演じた、怪優・船越英二は、
 いかにもな、怪演~ (〃ノ∇ノ)

丑松の親友・同僚、土屋銀之助を演じた、長門裕之は、

何を演じても、長門裕之な感ぢだけも、
 誠実な親友・同僚に、なり切ってたし ( ^∀^)

同年公開の、吉田喜重 『秋津温泉』→ココ)も、必見~ (〃∇〃)

あと、子役たちの演技も、全く、隙が無かったにゃあ Σ( ̄□ ̄;)

大好きな役者たちが、そろってて、dokidokiすたし、
 エンディングも、ステキで、とても、良かった訳デス (〃ノ∇ノ)

~~~~

三昨日の1本♪
富本壮吉 『妻の日の愛のかたみに』 O(≧∇≦)O

01月11日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 89分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

先日、或る人物から、格安で、ゲッ吐すた、廉価DVDなのす (*´∀`)

本作は、1965年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、富本壮吉は、
 『花実のない森』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本木下惠介は、
 大昔に観た、『破れ太鼓』や、『善魔』を、撮った人 (・∀・)

木下惠介の監督作品は、まだ、ほとんど観てナい、アタシなのす ( ゚∀。)

また、単調にならず、叙情豊かに、映像を支える、
 木下忠司音楽も、素晴らしい (〃∇〃) ←木下惠介の弟

ちなみに、若尾文子の主演で、同年公開の、『花実のない森』とは、
 全く、異なる作品なのす Σ( ̄□ ̄;)

天体望遠鏡と、クラシック・ギターくらい、違うのす Σ( ̄□ ̄;)

病魔に冒される、千枝子若尾文子)が、小学校の教師なのも、
 何だか、文芸的 (〃∇〃)

で、病床の、千枝子が詠む、「短歌」が、凄絶だし (σω-)。

ちなみに、原作の、池上三重子は、歌人で、
 本作は、「実話」に、基づいてるみたいら (・ω・。)。。

また、の、正之怪優・船越英二)は、中学校の教師 (・∀・)

二人とも、自転車で、通勤~ (≧∇≦) ←良き昭和

千枝子同僚の、秋元先生藤村志保)も、
 健康的で、妙に、美しいぞ (〃∇〃) ←良き昭和

思わず、藤村志保の、ファンに、なっちった o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

だが、「鍵」となるのは、親の世代かも、痴れ~ヌ Σ( ̄□ ̄;)

すなわち、正之の父怪優・浜村純)、正之の母怪優・原泉)、
 千枝子の母瀧花久子)など (・∀・)

ちなみに、さっきから、怪優怪優と、書いてるけも、
 本作では、ほぼ直球勝負に、演じてて、怪演は、ナいのす ( ^∀^)

その、親たちと云うか、地域柄福岡県柳川市)と云うか、
 結婚や、夫婦の、「理想像」のよぉなものが、存在し、

ソレが、この、良き夫婦を、苦しめてるらしいのが、悲劇的だし (ノд`)

かと云って、今村昌平的な、ドロドロした重喜劇とも、異なる、
 もっと、澄みきった悲劇性なのす Σ(@∀@)

で、実に、意外な結末を、迎えたのであった Σ( ̄□ ̄;)

この映画は、ぢわぢわと、効いて来るかも~ (・∀・)

~~~~

二昨日の1本♪
富本壮吉 『花実のない森』 O(≧∇≦)O

[ああっ2019]

あっけまつて、おめでとぉございマス♪

~~~~

12月31日(有)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 89分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

先日、或る人物から、格安で、ゲッ吐すた、廉価DVDなのす (*´∀`)

本作は、1965年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、富本壮吉は、
 「横溝正史シリーズII」の、『女王蜂』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本舟橋和郎は、三隅研次 『剣』→ココ)も、書いた人 (・∀・)

で、池野成による音楽が、トチ狂ってて、
 まづ、オウプニングのクレヂットが、なかなか怖いし ( ゚∀。|||)

予備知識ナシで、観たのだけも、
 途中、唐突に、殺人事件が、起こって、ビックリ~ Σ( ̄□ ̄;)

この処、明智小五郎とか、金田一耕助とは、ご無沙汰だったので、
 殺人現場や、殺人シィンが、怖いし (・ω・。)。。

ちなみに、原作は、あの、松本清張だったりしるけも、
 そのことも痴らずに、観た訳デス ( ゚∀。)

つまり、ヒロインの、江藤みゆきを演じた、
 31歳の、若尾文子が、お目当てだったのだけも、

まさに、反則(販促でも可)の、美しさであった Σ( ̄□ ̄;)

主役の、梅木隆介を演じた、園井啓介は、未知の人で、
 時々、独白が、入るけも、地味と云うか、渋い感ぢだし (〃∇〃)

しかし、何と云っても、しゅごいのが、
 ヒロインの兄、楠尾英通「怪演」すた、田村高廣~ Σ( ̄□ ̄;)

「くそお」と聞こえるけも、多分、「くすお」なのだろぉ、
 楠尾英通の、異常な挙動を、見事に、演じきったし (〃ノ∇ノ)

その他、江波杏子船越英二浜村純などが、競演し、
 にゃかにゃか、豪華な感ぢ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

決して、長い作品ではナいけも、
 全く、退屈することナく、一気に、観られたし (〃ノ∇ノ)

やや、忘れられてるけも、
 もっともっと、評価されてイイ、「傑作」だと、思うのす d(⌒o⌒)b

恋に落ちた者が、狂気のよぉになることを、
 まざまざと、見せてくれる、かなり、強烈なドラマだし (・∀・)

~~~~

四昨日の1本♪
木村恵吾 『痴人の愛』 O(≧∇≦)O

11月08日(杢)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 88分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼ったばかりの、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1960年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、木村恵吾は、未知の人 ( ゚∀。)

実は、1949年にも、宇野重吉京マチ子主演で、
 同名タイトルの映画を、監督してるのす Σ(@∀@) ←観てナい

「Wikipedia」によれば、戦前から、活躍してたけも、
 1965年に、監督した、『狸穴町0番地』が、最後の作品なので、

本作は、ほぼ、キャリア後期の作品なのす (・∀・)

脚本も、木村恵吾なのす (≧∇≦)

或る本に、主演の船越英二「鬼気迫るM演技」と、書かれてたので、
 どぉしても、観たくなったのす (〃ノ∇ノ)

怪優・船越英二は、徹底的に、役作りをするので、

森一生 『怪談 蚊喰鳥』→ココ)、増村保造 『盲獣』→ココ)など、
 「特異な役」を、演じるほど、その凄さが、際立つのだけも、

本作でも、美少女に翻弄される、「痴人」を、
 努力の跡などは、見せず、ごく自然に、演じきっておる Σ( ̄□ ̄;)

個人的には、譲治船越英二)が、ナオミ叶順子)に、
 英語を、教えるシィンが、好きだし (・∀・)

あと、一人で、部屋にいる、譲治が、詩を朗読するシィン、
 あるいは、ラヂオから流れてるのかも、痴れんけも、

監督のセンスを感ぢ、とても、好きだし (〃ノ∇ノ)

時代のせぇか、際どいシィンは、ほとんど、観せず、
 譲治と、ナオミの、スレ違いドラマに、集中デキるのす (・∀・)

脇役で、田宮二郎江波杏子春川ますみらが、出演してて、
 なかなか、豪華な感ぢ~ (≧∇≦)

それから、隣家の、初老の医者を演じた男優も、味があるのだけも、
 残念ながら、名前が、分からンのす ( ゚∀。)

ともかく、
 全く、退屈することナく、最後まで、観られたのすぅ (≧∇≦)

~~~~

五昨日の1本♪
増村保造 『暖流』 O(≧∇≦)O

03月23日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 94分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼ったばかりの、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1957年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、増村保造は、
 トラウマ必至の怪作、『盲獣』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本の、白坂依志夫は、『盲獣』も、描いた人 (・∀・)

先代の院長の息子、志摩泰彦怪優・船越英二)は、一応、医者だけも、
 「バカ息子」と云うことに、なってて、

粋な口ひげを生やし、シャガールの画集を持ち歩き、
 シャンソンやダンスなど、芸能関係の副業に、手を染めるなど、

歯医者を、ドロップアウトすた、アタシなどから見ると、
 実に、魅力的な人物~ (〃ノ∇ノ)

ただ、残り少なくなった、志摩家の財産を、使い込むので、

志摩家志摩病院の、立て直し中の、
 主人公・日疋根上淳)からすれば、最要注意人物~ (・∀・)

先代の院長の後妻らすい、志摩滝子村田知英子)と、
 義理の息子になる、泰彦との、軽妙なやり取りも、面白いぞ (〃ノ∇ノ)

劇中の滝子は、45歳だと云ってるけも、
 演じた村田は、42歳で、妙に、かわいいのす (〃∇〃)

そして、妙に元気な、看護婦・石渡ぎん左幸子)も、
 実に面白く、その、自然な笑い声は、超絶技巧かも Σ(@∀@)

案外、本作は、「喜劇」なんぢゃナいかすら???

志摩啓子野添ひとみ)の婚約者の、医師・笹島品川隆二)に、
 愛人がいたりしるのも、何だか、可笑しいし (・∀・)

でも、14年後には、『帰ってきたウルトラマン』で、活躍しる、根上は、
 まだ、34歳で、かにゃり、かっくイイのであった (〃∇〃)

本作が、にゃかにゃか、面白かったので、
 同年公開の、増村デヴュ作『くちづけ』も、観たくなったし (*´∀`)

~~~~