ATG

十四ヶ月前と三昨日の1本♪
新藤兼人 『讃歌』 O(≧∇≦)O

ももな~んちゃんの画
あっけまつて、おめでとぉございマス

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一昨年の、10月の或る日の、ことであった (・∀・) ←詳細失念

ショォト・ステイに、逝ってる、老母の、ブラインドを突いて、
 111分の、本作を、初めて、一気に、観たぁ (≧∇≦)

さらに、今年の、01月01日(吐)の、ことであった (・∀・)

111分の本作を、一気に、観たぁ (≧∇≦)

老母は、一昨年11月14日(吐)に、腸雨家を、去ったにょれ、
 もぉ、ブラインドを突く必要は、失くなったのす (・ω・。)。。

本作は、1972年12月に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督脚本の、新藤兼人は、未知の人 Σ( ̄□ ̄;))

原作は、谷崎潤一郎の、『春琴抄』と云う小説なのす (・∀・)

1回目、観た時、よく分からナくて、

早く、2回目を観て、ショォト・レヴュを描かナきゃ、と思ってたに、
 1年以上、過ぎてすまった ( ゚∀。|||)

まづ、冒頭の、謎の坊さんが、気になるけも、
 未だ、役者の名前すら、不明だったりしる ( ゚∀。|||)

で、「作者」新藤兼人)が、
 老人ホウムで、てる乙羽信子)に、聞き取りをしるのらけも、

新藤兼人の、アマチアっぽいセリフ回しと、
 新藤兼人「妻」である、乙羽信子の、巧みな語りが、

まさに、夫婦の漫才みたいれ、可笑しいのす (≧∇≦)

てるは、昔、鵙屋春琴の世話をしてた、女中だったのす (・∀・)

ちなみに、原作を、読んでナいけも、
 聞き取りをしる、「作者」は、登場しナいよぉだ (・∀・)

で、盲目のヒロイン・鵙屋春琴を演じた、渡辺督子が、
 全身にメイクをしてるのか、白すぎて、気持ち悪いけも、

終盤、ずっと閉じてた両目を、開く場面があり、
 その、美しさに、一瞬、ドキリとすた Σ( ̄□ ̄;))

アタシを含む、本作を観る者が、春琴を、
 「視覚」で、評価してたと云う、証しなのら Σ( ̄□ ̄;))

佐助を演じた、河原崎次郎は、
 例えば、仲代達矢のよぉな、巧妙な演技は、しナいけも、

終盤、「ある決意」をした時の、
 鋭いまなざしが、モニョしゅごい迫力だったし Σ( ̄□ ̄;))

そもそも、通常の恋愛は、「視覚」に寄るところが、大きく、

ひとたび、視覚を失うと、奇異な恋愛に、至ることが、
 増村保造『盲獣』→ココ)のよぉな、怪作でも、

提示されてたのらけも、
 本作も、別な方向で、かにゃり、変態的なのす Σ( ̄□ ̄;))

個人的には、佐助の、「従順さ」は、理解デキ・ナい ( ゚∀。|||)

その「従順さ」によって、春琴「愛」を、勝ち取ったと云われる、
 佐助が、やっぱし、分からナい ( ゚∀。|||)

で、佐助と、「真逆の人物」として、描かれるのが、
 金持ちのぼんぼん・利太郎原田大二郎)なのす Σ( ̄□ ̄;))

恥をかかされ、復讐をしる人物、
 アタシなんかは、利太郎に、近いのかも痴れ~ヌ ( ゚∀。|||)

3年後に、『Gメン’75』で、活躍しる、原田大二郎の、
 天然の面白さが、光っておった (≧∇≦)

いかにも、70年代のATGらしい、
 60年代には、無さそぉな、変化球の佳作であった (・∀・)

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◆セルDVDへのリンクは、工事中なのす ( ゚∀。|||)

十六昨日の1本♪
高林陽一 『金閣寺』 O(≧∇≦)O

07月26日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 110分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼った、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1976年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

ちなみに、配給は、ATGなのす ( ̄□ ̄;)

監督脚本の、高林陽一は、未知の人 ( ゚∀。)

原作は、三島由紀夫『金閣寺』だけも、
 活字が苦手なので、読んだ事は、ナいのす ( ゚∀。)

ちなみに、『金閣寺』の映画化は、
 先に、市川崑 『炎上』→ココ)が、あるのだけも、

1958年『炎上』と、1976年本作とは、
 同じ原作とは、思えナい、かなり、異なる展開を、見せるのす ( ゚∀。)

だから、この2本の日本映画の「正体」を、知るには、
 原作『金閣寺』を、どぉしても、読まネばなるまいなのす Σ( ̄□ ̄;)

そんな訳で、今回は、ネタバレも、回避しつつ、
 ごく表面的な、スゥパァ・ショォト・レヴュに、挑んでみるのす (・∀・)

主役の、溝口を演じた、篠田三郎は、
 1971~72年『シルバー仮面』で、実質的な主役だったし、

ずっと観てナいけも、1973~74年『ウルトラマンタロウ』でも、
 主役だった、(正しい美貌の)美男俳優 ( ^∀^)

1972年のATG映画、実相寺昭雄 『哥』でも、主役~ (・∀・)

明晰なセリフで、真面目な人物を、良く演じてる印象 (*´∀`)

でも、「狂気」を演ずるのは、得意ではナさそぉ Σ( ̄□ ̄;)

で、篠田三郎を、起用したことの、「可否」は、
 実際に、本作を観て、確認して欲しいのす d(⌒o⌒)b

なお、『シルバー仮面』で、篠田三郎と共演した、柴俊夫も、
 溝口の友人、鶴川の役で、登場~ (・∀・)

溝口の親友となる、足が悪い同級生、柏木は、
 『炎上』では、戸刈と名を変え、仲代達矢が、「怪演」してたけも、

本作の、横光勝彦も、インチキくさくて、イイ感ぢ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

『炎上』には、登場しナかった、有為子島村佳江)も、
 謎めいてて、ステキだったし (〃∇〃)

あと、過去のシインを、モノクロ・フィルムで、撮ってるのが、
 特別、珍しい技法ぢゃナいけも、なかなか、決まってたし ( ^∀^)

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六昨日の1本♪
吉田喜重 『さらば夏の光』 O(≧∇≦)O

07月16日(有)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 96分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼ったばかりの、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1968年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、吉田喜重は、『樹氷のよろめき』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

また、本作の次の作品が、
 大作『エロス+虐殺』→ココ)だったりしる Σ(@∀@)

脚本は、山田正弘長谷川竜生吉田喜重共同なのす (・∀・)

山田正弘は、『炎と女』→ココ)や、『エロス+虐殺』にも、
 共同脚本で、参加すた人 Σ(@∀@)

ちなみに、本作の配給は、ATGだし (≧∇≦)

本作が、ちょと「異色」なのは、

モノクロ作品が多い、吉田喜重が、カラァ・フィルムで、撮ってるのと、
 全編、ヨーロッパ各国で、ロケをしてる点なのす Σ( ̄□ ̄;)

比較的、短期間で、恐らく、低予算で、撮ったらすく、

街を歩くシインなど、通行人が、カメラの方を見てたりすて、
 実に、ライヴっぽい仕上がり (・∀・)

ノルマンディーの教会とかは、その外観が、厳粛で、魅せるけも、

他のシィンは、ベストなスポットが、選ばれてる感はナく、
 特に、オランダとかは、今(イマシトツ)な画に、なってるし ( ゚∀。)

主役の二人、直子岡田茉莉子)と、川村横内正)の、
 独白会話は、文学的で、実にイイのだけも、

台詞の変更が、あったりすたのか、
 アフレコが、けっこぉズレてたりしるのも、ライヴっぽいのす (・∀・)

で、決して、長い作品でもナいのだけも、
 途中、やや、退屈しちったのも、事実~ ( ゚∀。)

例えば、『炎と女』や、『樹氷のよろめき』なんかは、
 もっと、凝縮されてたと、思うのだけも、

すでに、『エロス+虐殺』の、晦渋なテンポ感に、
 接近してるのかも Σ( ̄□ ̄;)

個人的には、将来、ドイチュへ、移住したいので、
 本作の、登場人物の心理は、興味深かったし (〃∇〃)

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七昨日の1本♪
熊井啓 『地の群れ』 O(≧∇≦)O

08月19日(吐)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 127分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼ったばかりの、非廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1970年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、熊井啓は、
 『日本列島』→ココ)や、『海と毒薬』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

で、脚本は、原作者の井上光晴と、熊井啓共同なのす Σ(@∀@)

ちなみに、配給は、ATGだし Σ( ̄□ ̄;)

まだ、観たことナいのだけも、
 1968年に、超・大作 『黒部の太陽』を、撮って、

その直後に、日活を退社し、その退職金で、撮ったのが、
 本作なのす (・∀・)

『日本列島』のオウプニングでは、無数のアリ(???)を、
 焼き殺したのだけも、

今度は、ネズミの群れに、火を付ける、熊井 Σ( ̄▽ ̄|||)

途中、原爆で、大火傷を負った男や、
 投石で、血まみれになる女など、ショッキングなシィンも、あるけも、

モノクロなので、何とか、正視できる訳デス Σ( ̄□ ̄;)

で、朝鮮人部落の若い女子(ぢょぴ)・徳子紀比呂子)が、
 悲壮で、エラく、美しい訳デス (〃ノ∇ノ)

本作は、「諸事情により、DVD化は、不可能」と、云われてただけに、
 かにゃり、ヤバい内容なのす ( ゚∀。|||)

舞台は、佐世保だけも、朝鮮人部落と、
 ナガサキ原爆の被爆者(身体に、ケロイドあり)のいる、被差別部落が、

蔑みあって、対立してるのす (・ω・。)。。

何で、人間(日本人)は、何時も、こぉなのか‥‥ ( ゚∀。|||)

キ◎ガイなどと云う言葉も、バッチシ、出てくるし、
 キリスト教会と、原爆の接点も、意味深~な感ぢ Σ( ̄□ ̄;)

被災した教会は、早く壊してしまおう、とか云う、
 神父(???)の声は、大滝秀治ぢゃナいかすら???

で、主役の医師・宇南を演じる、初期・熊井啓作品の常連鈴木瑞穂が、
 冷徹な、抑えた演技で、絶品だし (〃ノ∇ノ)

にゃかにゃか、手強い映画で、一度、観ただけぢゃ、分からンのだけも、
 今宵は、ココまでに、いたしとぉございマスる ( ゚∀。|||)

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一昨日の1本♪
吉田喜重 『エロス+虐殺』 O(≧∇≦)O

03月07日のことであった (・∀・)

老母が、朝から、海峡を渡って、本土に出かけ、
 帰宅は、翌日となるので、

2月に、アマゾン傘下のショップより、飼っておいた、
 送料込み3150マンの、中古DVDで、

(とっくに、暗くなった、)19時すぎから、
 165分の、本作を、初めて、一気に観たぁ (≧∇≦)

本作は、1970年の劇場公開時に、諸事情で、
 1時間近くも、カットされてたけも、

現在では、<ロング・バージョン>DVDが、発売され、
 劇場公開版DVDは、「廃盤」、と云う状況なのす ( ̄□ ̄;)

でも、
 敢えて、劇場公開版を観ておくことに、すたのす d(⌒o⌒)b

近日中に、<ロング・バージョン>も、観る予定なので、
 その時、また、スゥパァ・ショォト・レヴュに挑むけも、

かにゃり、手強い作品では、あるのす ( ゚∀。|||)

「現代」と「過去」を、行ったり来たりしるし、

そもそも、
 真面目なのか、ふざけてるのか、判別し難いのだけも、

今村昌平のよぉに、重い喜劇でも、ナいよぉだし、
 鈴木清順の、グロテスクさも、見当たらナいのす (・∀・)

強いて云えば、
 (同時期の、)実相寺昭雄に、よく似ておる (≧∇≦)

また、「現代」の部分は、少し前に、公開された、
 羽仁進 『初恋・地獄篇』に、かなり似ておる Σ(@∀@)

ATG映画の表現者たちが、
 互いに、影響しあってた、と云う事かも、痴れ〜ヌ (≧∇≦)

フィクションだ、と云いながら、実話も混じってるので、

観終わってからでも、良いので、
 大杉栄のことを、少し、調べてみると良いかも (・∀・)

大杉栄は、伊藤野枝6歳の甥とともに、
 憲兵に、連行され、殺されたらすい (・ω・。)。。

その辺の、「虐殺」の描写が、あるのかと思ったら、

この、劇場公開版では、
 わずかに、ほのめかす程度だったし Σ( ̄▽ ̄|||)

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