2012年7月

異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ04
 第4話 『はてしなき旅』

昨日の夕方、『シルバー仮面』の
 第4話 『はてしなき旅』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)07月22日で、
 このショォト・レヴュを書くため、2回観たのす (*´∀`)

監督は、傑作の第3話に引き続き、山際永三 (〃∇〃)

脚本は、『シルバー仮面』+『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 8本を執筆した、市川森一だぁ (≧∇≦)

わたにゃんは、現段階で、第10話までを観終えてるのだが、
(第11話から、『シルバー仮面ジャイアント』になる!)

第3話が、春日兄弟の「目的」「宿命」が提示される、
 大エピソード的な作品であったのに対し、

この第4話は、旅の途中の「事件」が描かれ、
 小エピソード的である d(⌒o⌒)b

で、極めて後味の悪い、ツラい作品だ (ノд`)

実質的な主役は、
 オトリに志願した、末っ子はるか(松尾ジーナ)である ( ̄□ ̄;)

 ダメだ、はるかにはムリだ!

と言う、光三(篠田三郎)の台詞に愛を感じるが、

ピースサインを作ったりして、余裕をこいて見せる、はるかの
 ビーバーみたいに愛くるしい笑顔が最高すぎて、

ハッキリした理由は不明だが、
 シリーズ半ばでの降板が悔やまれる (ノд`)

で、ねらってヤッたのか分からナいが、

宇宙人とシルバーの格闘で、セットが壊れてゆき、
 ベニア板で作られた「虚構」であるのが分かってしまうのだ ( ̄□ ̄;)

画面に写るテレヴィ・カメラや照明装置も、
 特撮ドラマの「虚構」を語っているかのようである ( ̄□ ̄;)

また、第1&2話では、極端に口数が少なかった光二(柴俊夫)だが、
 宇宙人を倒すと、

 血のないものが、血の罠をかけ、そして、血にやぶれたんだ!

などと、意味深なことを言うのである (〃∇〃)

初めの2つの「血」は、「血液」の意味に他ならナいが、
 3つ目の「血」は、春日兄弟の「絆」のことに違いナい (≧∇≦)

ただ、光二は、長ゼリフが苦手らしい (*´∀`)

しかし、湯浅博士と、その妻は、残念な大人だ (ノд`)

家族や子供を持つと、
 人間は、かえって弱くなってしまう「場合がある」のだ ( ̄□ ̄;)

テロリストは、急所をねらってくるから、テロリストなのだ (ノд`)
本作では、「悪魔」と呼ばれている ( ̄□ ̄;)

ラストの京子ちゃん(女児)は、ささやかな「救い」である (・∀・)

初めに、ひとみ&はるかが、湯浅博士の車に同乗し、
 京子ちゃんから、オモチャをもらうのが、見事な伏線となってる (〃∇〃)

なるほど、『帰ってきたウルトラマン』の『悪魔と天使の間に‥‥』を書いた、
 市川森一の味がする (*´∀`)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ03
 第3話 『父は炎の中に』

今日の夕方、『シルバー仮面』の
 第3話 『父は炎の中に』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)07月05日で、
 このショォト・レヴュを書くため、3回観たのす (*´∀`)

監督は、けっこう凝った演出をする、山際永三 (〃∇〃)

脚本は、『シルバー仮面』+『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 11本を執筆した、上原正三なのだ (≧∇≦)

わたにゃんは、現段階で、第10話までを観終えてるのだが、
(第11話から、『シルバー仮面ジャイアント』になる!)

この第3話は、春日兄弟の「目的」「宿命」をあらためて提示し、
 役者やスタッフの熱いエナヂィをも感じさせる点で、

最高に観応えのある作品であるのは、間違いナい (≧∇≦)

で、実質的な主役は、
 やはり、斬り込み隊長の三男、光三(篠田三郎)である (*´∀`)

今回は、トランペットも吹いてみせ、実にカッコいいが、
 そのメロディは、妙にもの悲しい (ノд`)

末っ子はるか(松尾ジーナ)も、
 お荷物になってるのだが、その存在感が見事 (〃∇〃)

『シルバー仮面』は、春日兄弟の「旅」の物語であり、

例えば、アニメの『銀河鉄道999』のように、
 壮大な冒険譚となる可能性を秘めていた (〃ノ∇ノ)

が、視聴率との戦いに負け、挫折してしまうのである (ノд`)

美しい朝焼けとともに始発駅を発ったのだが、
 残念ながら、当初の目的地とは違う路線に入ってしまったのだ (ノд`)

それはともかく、

 死ぬ時くらい、5人一緒にいたいよ! (光三)

 不思議だな、
  一番来てはいけないところに、みんな集まってしまった
(光二)

など、「兄弟の絆」を感じさせる、秀逸な台詞が出てくるし、

暗い宙を舞いながら、異形の宇宙人と戦う、不思議なランプなど、
 映像表現としても、非常に面白い (≧∇≦)

しかし、冒頭の主題歌で、福本博士(変死体)のアップに、

 シルバー仮面
 春日光二
  柴 俊夫

と言うクレジットが重なり、
 ねらってヤッたのか、何も考えてナかったのか、悩むところだが、

基本的には、おそろしく真面目に作られた作品であり、
 実相寺昭雄がトリッキーな演出をした、第2話とのギャップが凄い ( ̄□ ̄;)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ02
 第2話 『地球人は宇宙の敵』

今日の夕方、『シルバー仮面』の
 第2話 『地球人は宇宙の敵』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)06月22日だけど、第1話同様に手強く、
 このショォト・レヴュを書くため、3回観たのす (*´∀`)

第1話に続き、本作も、
 監督は実相寺昭雄、脚本は佐々木守なのだ ( ̄□ ̄;)

『ウルトラセブン』などと同様に、
 2本同時進行で、制作したのかも (*´∀`)

で、また、主役が誰なのか分からナい ( ゚∀。)

例えば、『ウルトラセブン』なら、
 ダン(=セブン)が、謎解きをし、闘い、時に、悩んだりした訳だが、

シルバー仮面に変身する能力を与えられた、
 次男の春日光二(柴俊夫)は、かなり影が薄い ( ̄□ ̄;)

三男の光三(篠田三郎)の方が、ずっと強烈な存在感があるが、

優しげな笑顔を浮かべて、人間の言い分の可笑しさを指摘する、
 キルギス星人(岡村春彦)こそが主役ではナいか、
とすら、思えてしまう異色っぷりだ ( ̄□ ̄;)

ちなみに、岡村は、実相寺の『無常』(ATG、1970年公開)で、
 重要な役である、若い僧侶・荻野を演じていた (*´∀`)

初めは、イタズラ・ガスで、村人を驚かしていたキルギス星人だが、
 嬉々として毒ガスをまき散らしたため、結局、倒されてしまった ( ゚∀。)

が、

 とうとう、あのキルギス星人が言ってた通り、
  私たち、あの人をやっつけてしまったわね
(ひとみ)

 しかし、これで良かったのかな (光一)

 …… (光二) ←台詞ナシ

などと、「疑問」が残ってしまう兄弟たち ( ゚∀。)

タカ派の光三は、

 当たり前じゃないか、ヤツが悪いんだ

 当然だよ、ヤツは光子ロケットを盗みに来たんだ

と言うのだが、やや浮いてしまっている感じがする ( ゚∀。)

今回の光三は、文献でキルギス星人を見つけた時、
 裏返った奇声を発してみせるが、

それにしても、実相寺の奇異なカメラとは、
 やはり相容れず、逆に、面白かったりする (〃∇〃)

前半はミニスカートの(見えナいが…)末っ子はるか(松尾ジーナ)の、
 愛くるしいマスコットっぷりもステキで、

村人も、妙にギャグっぽく、
 第1話に比べれば、ずいぶん明るい雰囲気に仕上がってる (*´∀`)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ07
 『バルンガ』

今日の夕方、『ウルトラQ』の
 第11話 『バルンガ』を観たのす (〃∇〃)

脚本の虎見邦男は、
 本作の放映の、ほぼ1年後に、30代半ばで亡くなったらしい (ノд`)

非常に芸術性の強い作品だが、
 自己満足的になってナいのだから素晴らしい (〃∇〃)

空に浮かぶバルンガを背景に、
 奈良丸博士と、由利子&万城目が話す場面が圧巻だ (≧∇≦)

 怪物? バルンガは「怪物」ではない、「神の警告」だ!

すげぇ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

音楽も神秘的だし、

いつになくストイックな由利子も、
 「別人」のように美しい (///ω///) ←ホントは美人な桜井浩子(貧乳)

で、奈良丸博士を虚無的に演じた青野平義の雰囲気が、
 西村晃を彷彿させるのだが、

西村と言えば、マモー ( ̄□ ̄;)
 ↑『ルパン三世(ルパンVS複製人間)』(1978年)の

で、この『バルンガ』のエンディングが、
 『ルパンVS複製人間』の終盤のワン・シーンにそっくりなのだ (〃∇〃)

『2001年宇宙の旅』(1968年)の影響の可能性もあるらしいが、
 ↑昔、観たけど、覚えてナい

大好きな作品である『ルパンVS複製人間』は、
 この『バルンガ』の「薫陶」を受けたと思いたい (〃∇〃)

ちなみに、『天空の城 ラピュタ』にも、そっくりなシーンがあるのだが、
 嫌いな作品なので、深く考えナいことにする ( ゚∀。)

『帰ってきたウルトラマン』の『残酷! 光怪獣プリズ魔』(脚本:岸田森)も、
 本作の「薫陶」を受けている気がする (〃∇〃)

ちなみに、わたにゃんは読んだことがナいけも、

『バルンガ』の元ネタは、
 ロバート・シェクリーの『ひる』と言う作品らしいのす (*´∀`)

読んでみたいな (〃∇〃)

ともかく、『バルンガ』は、
 『ウルトラQ』を語る時、忘れる訳にはユかヌのは確実デス (≧∇≦)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ01
 第1話 『ふるさとは地球』

今日のお昼すぎ、『シルバー仮面』の
 第1話 『ふるさとは地球』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)06月22日だけど、なかなか手強く、
 このショォト・レヴュを書くため、ついに、3回目を観たのす (*´∀`)

で、『ウルトラマン』のジャミラの回のタイトルが『故郷は地球』で、
 監督は実相寺昭雄、脚本は佐々木守だった ( ̄□ ̄;)

この、『ふるさとは地球』も、
 監督は実相寺、脚本は佐々木なのだ ( ̄□ ̄;)

が、ライトの前に逆光で立つ人物など、類似の表現はあるけど、
 ストーリーは、全く別物なのす (*´∀`)

で、シルバー仮面に変身する能力を与えられた、
 次男の春日光二(柴俊夫)は、寡黙な性格なのか、台詞も少ない ( ̄□ ̄;)

だから、
 この第1話の実質的な主役は、三男の光三(篠田三郎)なのだ (*´∀`)

篠田は、本作の直前に撮影されたと想像される、
 実相寺の『哥(うた)』(ATG、1972年公開)に、主演しているが、

その濁りのナい、正統的な美青年っぷりは、
 実相寺昭雄の奇抜なカメラ術と相容れナい面白さがある (*´∀`)

逆に、清水紘治などは、よく映えるのだが… (〃∇〃)

で、光三は、宇宙人に父を殺され、ひとり熱くなってるのだが、
 篠田の涼しい雰囲気も手伝って、極めて「非情」な感じがする ( ̄□ ̄;)

対照的に、長男の光一(亀石征一郎)には、
 まるで、キリヤマ隊長のような、落ち着きと風格がある (〃∇〃)

長女のひとみ(夏純子)は、副隊長のような存在で、
 ほぼオマケの、末っ子はるか(松尾ジーナ)の子供っぽさと好対照 (*´∀`)

父が銃を与えたのは、分別のある、光一とひとみであり、

それ故、「得意の空手」で、宇宙人に挑んでしまう光三は、
 観ててもハラハラドキドキの「問題児」だ (ノд`)

単身、宇宙人を追いかける光三のBGMが、
 どこかの家で弾いてる、下手くそなピアノなのが、技ありだし (≧∇≦)

そして、春日兄弟が、路上でパンなどを食ってるシーンは、
 70年代の若者の、貧乏くさい雰囲気が漂い、何気に秀逸だ ( ̄□ ̄;)

わたにゃんは長男で、弟がひとりいるだけだが、
 5人兄弟とかで、妹もいたら、面白かったに違いナい (*´∀`)

で、何故か、兄弟たちに付きまとう、
 叔父・大原(玉川伊佐男)も、胡散くさく、気になる存在 (≧∇≦)

実相寺の『歌麿 夢と知りせば』(1977年公開)で、
 極悪な材木問屋をヤッてた、知的な悪役だし (*´∀`)

チグリス星人の誇張された怪しさは、実相寺のユーモアだと思うが、
 2人いたハズなのに、倒されたのは1人だけなのが、やや気になる ( ゚∀。)

実相寺が監督しただけに、「破格」のところもありすぎるが、
 今後の展開が気になる、第1話であった (*´∀`)

やはり「宣弘社」が制作し、全ての脚本を佐々木が担当した、
 『アイアンキング』を、少し前に、第10話まで観たのだが、

『シルバー仮面』のストーリーは、
 よく言われるように、その暗さで、際立っている (〃∇〃)

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