長門裕之

四昨日の1本♪
市川崑 『破戒』 O(≧∇≦)O

02月14日(杢)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 119分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1962年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、市川崑は、
 『犬神家の一族』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本和田夏十は、
 『炎上』→ココ)も、書いた人 (・∀・)

島崎藤村原作(読んだこと無い)が、良いのか、
 和田夏十脚本が、良いのか、実に、文学的な、格調高い仕上がりで、

主役の、瀬川丑松市川雷蔵)にも、感情移入デキたし、
 終始、引き込まれ、退屈しナかったのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

『処刑の部屋』→ココ)とか、『野火』→ココ)とか、
 感情移入し難い人物を、描いてたので、

(初期の)市川崑と、和田夏十には、苦手意識を持ってたけも、
 ちょと、見直したな ( ^∀^)

もっともっと、彼らの作品を、観ナきゃ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

で、市川雷蔵は、時代劇のヒーローやら、殺し屋やら、
 様々な人物を、実に、器用に、演じ分けるにゃあ (≧∇≦)

本作では、被差別部落出身であることを、ひた隠している、
 若い、小学校教師の役 Σ( ̄□ ̄;)

被差別部落と云えば、アタシの、中学校の同級生、
 Uたんのお母さんが、そぉだったんだって ( ̄▽ ̄|||)

現在も、そのよぉな差別が、あるのかは不明~ ( ゚∀。)

ちなみに、Uたんは、かわいくて、活発で、
 男子にも、女仔(ぢょぴ)にも、人気があったにゃあ (〃∇〃)

で、ヒロインの、お志保を演じた、23歳の、藤村志保は、
 本作で、デヴューすたのだけも、しゅごく、美しいにゃあ (///ω///)

貧乏くさいとは、云わナいけも、素朴な、藤村志保は、
 お寺の養女の、ちょと不幸な娘が、画になってたし ( ^∀^)

そもそも、本作を観たのは、藤村志保が、気になったから (≧∇≦)

それから、静かに燃える眼が、ただならヌ、猪子蓮太郎を演じた、
 三國連太郎の、巧みな演技が、比類ナいのす (〃ノ∇ノ)

猪子は、結核を患ってるらしく、時々、咳をするのだけも、
 全く、ワザとらしさが、無いのす Σ(@∀@)

特に、あなたを知らナいと、丑松に、告げられるシィンなど、
 ヤル瀬無くて、圧巻~ Σ( ̄□ ̄;)

丑松の父を演じた、56歳の、怪優・浜村純も、
 怪演ではナいけも、独特の、枯れた味があったにゃあ (〃ノ∇ノ)

『炎上』でも、市川雷蔵オヤジの役だったハヅ (・∀・)

アル中の小学校教師、風間敬之進を演じた、怪優・船越英二は、
 いかにもな、怪演~ (〃ノ∇ノ)

丑松の親友・同僚、土屋銀之助を演じた、長門裕之は、

何を演じても、長門裕之な感ぢだけも、
 誠実な親友・同僚に、なり切ってたし ( ^∀^)

同年公開の、吉田喜重 『秋津温泉』→ココ)も、必見~ (〃∇〃)

あと、子役たちの演技も、全く、隙が無かったにゃあ Σ( ̄□ ̄;)

大好きな役者たちが、そろってて、dokidokiすたし、
 エンディングも、ステキで、とても、良かった訳デス (〃ノ∇ノ)

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三昨日の1本♪
今村昌平 『豚と軍艦』 O(≧∇≦)O

11月21日(焔)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 108分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

オフロで助けた、ムカデの幼女はんが、
 「恩返し」に、置いていったらすい、DVD−BOXの中の1本 d(⌒o⌒)b

本作は、1961年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、今村昌平は、『にあんちゃん』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本は、山内久だけも、実は、鈴木敏郎のペンネイムで、
 『盗まれた欲情』→ココ)、『果しなき欲望』→ココ)も、書いた人 (≧∇≦)

ふと、思ったけも、
 今村は、何故、カラァ・フィルムで、本作を、撮らナかったのかすら???

横須賀のネオンとか、実に、キレイに映ったと、想像されるのだけも ( ゚∀。)

ちょと、大島渚 『太陽の墓場』→ココ)に、類似点のある、本作だけに、
 カラァ・フィルムの、ギラギラ感が、欲すかったな (・∀・)

で、当時、高校二年生だった、新人・吉村実子が、
 ヒロイン・春子を、生き生きと、とても暑く、秀演~ (〃ノ∇ノ)

米軍の「パーテー」での、踊りの上手さも、必見~ ( ^∀^)

ソレから、今村作品の常連
 長門裕之殿山泰司小沢昭一西村晃らも、出てるけも、

主役の欣太を演じた、長門裕之以外は、わりと、出番が少ないのす (ノд`)

その代わり、ヤクザの兄貴分・鉄次を演じた、丹波哲郎が、
 ブラック・ユゥモア全開で、バツグンに、面白いのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

鉄次は、ガン・ノイローゼなのす Σ( ̄▽ ̄|||)

特に、走ってくる電車に、飛び込もぉとするシィンは、必見~ (〃ノ∇ノ)

本人は、必死なんだろぉけも、可笑しい訳デス (・∀・)

あと、欣太の親父・貫市を演じた、東野英治郎の、
 少ない台詞を、補うよぉな、沈黙の技巧も、サイコォだし (≧∇≦)

東野英治郎って、こんなに、演技が、上手かったかすら???

ほぼ、同時期に、黒澤明 『用心棒』→ココ)にも、出てたけも、
 コッチは、饒舌なオヤジの役だったのす (・∀・)

ビミョ~に、ネタバレるけも、

問題の、豚が、走り回るシィンは、豚が、あんまし大きくナいせぇか、
 迫力は、今(イマシトツ)かすら ( ゚∀。)

本作は、かにゃり、メヂャァな作品だけも、
 個人的には、『果しなき欲望』→ココ)の方が、面白いかも (*´∀`)

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一昨日の1本♪
今村昌平 『にあんちゃん』 O(≧∇≦)O

11月18日(吐)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 101分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

オフロで助けた、ムカデの幼女はんが、
 「恩返し」に、置いていったらすい、DVD−BOXの中の1本 d(⌒o⌒)b

本作は、1959年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、今村昌平は、『果しなき欲望』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本は、今村昌平と、池田一朗の、共同なのす (・∀・)

今村は、文部大臣賞をもらうよぉな、「まともな映画」を作っちったことを、
 「後悔」すてたらすい ( ゚∀。)

良くデキた映画だけも、確かに、文部省が、推しそぉな1本 (・∀・)

女児のハダカは、あるけも、
 エッチっぽいシィンとか、全く、ナいのす Σ( ̄□ ̄;)

朝鮮人の、坂田の婆北林谷栄)に、スケベだと、陰口を云われた、
 小学校の教諭・桐野先生穂積隆信)ですら、

悪いことは、何も、しナいのす (・∀・)

にあんちゃんは、二番目の兄さん、即ち、次兄と云う意味で、

その、にあんちゃんこと、安本高一を演じる、沖村武と、
 妹の、末子を演じる、前田暁子の、秀演が、光るのす (〃∇〃)

ただ、今村が、
 子役が主演の映画を、作りかったとも、思えんのす ( ゚∀。)

ソレでも、今村作品の常連
 長門裕之殿山泰司小沢昭一西村晃らの、

マンガのよぉな演技も、なかなか、棄て難いのす ( ^∀^)

西村晃は、比較的、出番が少ないのだけも、
 安本兄妹に、お米を貸してくれる時の、優しい表情が、イイな (〃∇〃)

浜村純も、怪演とまでは、云わナいけも、
 赤貧にあえぐ人物を、ごく自然に、演じきっておる Σ( ̄□ ̄;)

安心すて、家族一緒に、観て、「考え」られる映画だけも、

ほぼ全編、九州弁なうえ、録音も古いため、
 台詞が、かにゃり、聴き取りにくいのが、残念~ (ノд`)

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二昨日の1本♪
再考♪ 今井正 『あゝ声なき友』 O(≧∇≦)O

08月12日(吐)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母と、けん象のブラインドを突いて、
 103分の、本作を、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

コレで、2回目なのす (・∀・)

以前のレヴュは、→ココなのす (≧∇≦)

ちょと前に、飼って持ってた、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1972年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、今井正は、社会派の巨匠などと、云われる人 (〃∇〃)

で、原作は、有馬頼義 『遺書配達人』で、
 脚本は、鈴木尚之なのす (・∀・) ←未知の人

以前のレヴュでは、

 ただ、西山民次とは、交流がナかった人々の物語(=裏話)も、
  随所に、織り込まれてて、

と、描いたのだけも、実は、「遺書の受取人」で、ありながら、
 西山と、時間的、または、空間的に、すれ違ってしまった人々の物語が、

「種明かし」のよぉに、丁寧に、描かれてる訳デス Σ( ̄□ ̄;)

何度も観ると、もっと色々と、「発見」が、ありそぉ ( ^∀^)

ちなみに、西山民次こと、主演の、渥美清は、44歳なのす (・∀・)

その他、『ウルトラセブン』の、森次浩司を始め、
 小川真由美加藤嘉長門裕之大滝秀治春川ますみなど、

60〜70年代の映画やドラマで、活躍すた名優たちが、
 ぞろぞろ出て来て、激しく、ゴウヂャスなのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

ほとんど、ギタァ1本の、小室等による音楽も、
 ひとり旅、あるいは、さすらいを感じさせ、秀逸〜 (〃ノ∇ノ)

奇しくも、今日は、「終戦記念日」だけも、
 「終戦」で、戦争が終わった訳では、ナかったのす Σ( ̄□ ̄;)

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四昨日の1本♪
今村昌平 『盗まれた欲情』 O(≧∇≦)O

08月07日(有)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 92分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

オフロで助けた、ムカデの幼女はんが、
 「恩返し」に、置いていったらすい、DVD−BOXの中の1枚 d(⌒o⌒)b

本作は、1958年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、今村昌平は、
 『赤い殺意』→ココ)や、『神々の深き欲望』も、撮った人 (・∀・)

その、記念すべき、「第一回」監督作品なのす (≧∇≦)

で、原作は、今東光 『テント劇場』で、
 脚本ならヌ、「脚色」は、鈴木敏郎なのす (・∀・) ←未知の人

タイトルは、しゅごいけも、どっちかと云えば、「喜劇」であり、
 後年の作品の、重く淀んだ感ぢは、ナいのす ( ^∀^)

山村千鳥南田洋子)・千草喜多道枝)と云う、姉妹が出てきて、
 性格は、ずいぶん違うのだけも、

モノクロでもあるせぇか、見た目の雰囲気が、妙に似てるので、
 ラスト・シィンが、どぉなったのか、よぉ、分からんかったのす ( ゚∀。|||)

あるいは、全編、早口の大阪弁なのも、
 作品の難易度を、上げてると、思うのす (・ω・。)。。

で、ネットで、あらすじを読んだり、
 ラスト・シィンだけ、観直したりすたのす (^∇^)

ちなみに、主役は、ドサ回りのテント劇場「演出」をヤッてる、
 国田信吉長門裕之)なのす (・∀・)

その、信吉の、悩みや、イラ立ちが、巧みに描かれてるのす (〃∇〃)

一方、劇団員・高田勘次を演じた、脇役の、西村晃にも、
 少なくナい、出番と台詞を、与え、

本作を、楽しく、可笑しく、彩ってるのす (≧∇≦)

西村晃は、『赤い殺意』でも、
 庶民の生活を凝縮すた、高度なギャグを担当すてたな (・∀・)

あと、劇団の座長・山村民之助を演じた、滝沢修って、
 吉村公三郎 『安城家の舞踏会』で、お父さんを演じた人 Σ( ̄□ ̄;)

今回、劇団員や、庶民の、バイタリティを描いた、今村昌平は、
 この後、どんな「展開」をみせてくれるのだろぉ (・∀・)

特に、モノクロの初期作品は、ほとんど、観てナいので、
 コレからが、楽しみだし o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

ムカデの幼女はん、ありがとぉ (〃ノ∇ノ)

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三昨日+二昨日+一昨日の1本♪
『悪魔が来りて笛を吹く』横溝正史シリーズ:第4作) O(≧∇≦)O

08月25日(杢)、26日(盆)、27日(吐)の、
 ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 全5回、各回46分の、本作を、初めて、観たぁ (≧∇≦)

そもそも、地元の「シタヤ書店」(仮名)に、
 レンタルDVDが、ナく、

「SHITAYA DISCAS」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

1977年06月から07月にかけて、TBS系で、土曜日の夜に、放映された、
 「横溝正史シリーズ」:第4作〜 (≧∇≦)

実を云うと、『吸血鬼の絶叫』恐怖劇場アンバランス、第11話)が、
 今今(イマフタツ)だったので、

監督の、鈴木英夫には、あんまし、期待すてナかったのだけも、
 ソレは、「誤解」であったかも、痴れ〜ヌ Σ( ̄□ ̄;)

で、物語が、長大で、登場人物も、多く、
 1回、観ただけでは、全てを、理解デキ・ナいのが、残念〜 (ノд`)

ともかく、椿美禰子を演じた、22歳の、檀ふみの美しさは、
 反則(販促でも可)のレヴェル (〃ノ∇ノ)

また、その名も、目賀博士(めがはかせ)役の、観世栄夫が、
 美しくナくて、実に、面白く、
ガマ仙人と、陰口されてるのには、吹いてすまった (≧∇≦)

また、第3回で、金田一と一緒に、兵庫県へ、捜査に出かける、
 出川刑事森次晃嗣)が、タバコを吸ったりして、
『ウルトラセブン』のファンには、ビックリなのす Σ( ̄□ ̄;)

ただ、事件のカギとなる、新宮利彦は、軽妙な、長門裕之より、
 もっと重厚で、悪魔的な役者が、良かったかと、思うのす ( ゚∀。)

あと、中村八大が、書き下ろしたと思われる、
 フルゥト独奏曲、『悪魔が来りて笛を吹く』が、イイのす (〃∇〃)

この曲の楽譜、手に入らナいかにゃあ ( ゚∀。)

そんな訳で、なかなか、楽しめた1本だったのすぅ (≧∇≦)

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