信欣三

一昨日の1本♪
関川秀雄 『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』 O(≧∇≦)O

12月03日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 109分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

少し前に、飼った、廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1950年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、関川秀雄は、未知の人だったけも、
 なんと、アタシの生まれた町の、隣町の出身~ Σ( ̄□ ̄;)

全然、痴らんかった ( ゚∀。|||)

脚本の、舟橋和郎も、未知の人だと思ったら、
 昔、『雁の寺』1962年)を、観たことがあったのす (・∀・)

そもそも、本作を観たのは、

『ウルトラQ』1966年)の『ガラモンの逆襲』→ココ)で、活躍すた、
 沼田曜一の演技を、観たかったからなのす (〃∇〃)

そしたら、本作、信欣三花沢徳衛佐野浅夫原保美も、出てて、
 かにゃり、見応えがあったのすぅ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

特に、信欣三の演じる、大木二等兵は、
 元、東大(???)の、フランス語の教師だったりしるのす Σ(@∀@)

その、大木は、冒頭、泥まみれで、花沢徳衛の演ずる、鶴田上等兵と、
 ヨロヨロ、歩いてるのす Σ( ̄▽ ̄|||)

本作に、出てくる、
 ビルマ日本兵は、ほとんどが、空腹で、フラフラだし (ノд`)

傷病兵は、アルコホルもナく、
 映像では、出て来ナいけも、傷に、ウジが、わいてると云う (ノд`)

で、アメリカ軍(???)による、
 投降を呼びかける、日本語の放送が、聴こえてくる Σ( ̄□ ̄;)

戦闘になれば、なす術ナく、全滅~ (ノд`)

「戦争」って、こんなモノだ (・ω・。)。。

こんな風に、我々の、おぢいさん達が、死んでいったんだ Σ( ̄□ ̄;)

少しも、カッコよくは、ナいぞ ( ゚∀。|||)

昨今、国家間の対話を拒み、戦争を待望する、
 「美しい国」とやらの、アホな総●大臣が、いるけも、

商業価値こそ低いけも、繊細な芸術が、まるで、分からナい、
 粗暴な人間が、増殖してナいかすら (σω-)。

本物の戦争を知る人々が、作った、
 このよぉな作品を、闇に葬っては、ならナいのす (* `Д´)ノ

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一昨日の1本♪
熊井啓 『帝銀事件 死刑囚』 O(≧∇≦)O

12月25日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 闘兇(とぉきょぉ)地方から、帰省すてた、けん象と、
108分の、本作を、一気に、観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

アタシは、コレで、3回目だったけも、
 けん象は、初めて、観た訳デス Σ(@∀@)

本作は、1964年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

ずいぶん前に、中古で、ゲッ吐すた、
 「熊井啓 日活 DVD−BOX」の、中の1本 (〃∇〃)

巨匠・熊井啓の、記念すべき、監督デヴュ作なのす ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

脚本も、熊井啓だし Σ( ̄□ ̄;)

で、ものしゅごいテンションで、作られており、
 事件を追う、架空の新聞社「記者たち」が、暑いのす Σ(@∀@)

「政府広報紙」と、成り果てた、昨今の大手メディアとは、違って、
 推理も、するし、まるで、刑事のよぉに、「足」で、事件を追うのす (〃∇〃)

事件の被害者との、ロマンスもある、武井内藤武敏)と、
 やたら、喧嘩っ早い、阿形井上昭文)の、記者コンビや、

デスクの、大野木鈴木瑞穂)らの、
 水を得た魚のよぉな、生き生きした演技が、比類ナいのす (≧∇≦)

まぁ、コレだけ、素晴らしい、台本を、与えられれば、
 役者たちが、色めき立つのも、当然だろぉな o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

改めて、観直すと、
 本作は、10本の指に、入るくらい、素晴らすい Σ( ̄□ ̄;)

同じ、熊井啓の、『日本列島』→ココ)も、
 『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』→ココ)も、良いのだけも、

映画としての完成度において、本作には、敵わナいのす (≧∇≦)

他の新聞社を、出し抜くため、「平沢家の表札」を、外して隠す
 武井だったりしるけも、

コレなんかは、まさに、極上のギャグぢゃナいかすら (・∀・)

「セミドキュメンタリー」と、云われる本作だけも、
 堅苦しさなどは、微塵もナく、

犯人の顔は、見せずに、衝撃的な犯行を、再現する、冒頭から、
 死刑囚となった、平沢貞通信欣三)の悲しみを、映し出す、終盤まで、

ほとんど、飽きさせることナく、一気に、観せるのは、
 もはや、「神技」では、ナいかすら???

けん象も、

 しさびさに、しゅごいのを、観た‥‥ ( ̄□ ̄;)

と、唸っておった (・∀・)

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五昨日の1本♪
市川崑 『炎上』 O(≧∇≦)O

N型(いぬがた)市の病院へ、老母の付き添いに、行ったりすてて、
 すっかり、遅れちった ( ゚∀。|||)

12月24日(杢)のことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 99分の、本作を、初めて、一気に観たぁ (≧∇≦)

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、DVDを借りたのすぅ ( ^∀^)

1958年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督は、市川崑だし (〃∇〃)

本作は、26歳の、市川雷蔵の、完璧な演技で、
 激しく、話題に、なったのだけも、

今回は、足が悪い、大学の同級生、戸刈仲代達矢)について、
 描いてみるのす ( ^∀^)

ちょと、ネタバレるけも、

この戸刈は、溝口雷蔵)に、尺八をプレゼントし、
 「心からの友情」を、示したかと思ったら、

オモチャにしてる、女たちと同様に、
 実は、蔑んでいた、と云う、残忍で、恐ろしい漢(をとこ)なのす (σω-)。

ソレが、分かった瞬間、大写しになる、戸刈の不敵な顔が、
 溝口「驚き」「絶望」を、写し出し、熾烈〜 Σ( ̄□ ̄;)Σ( ̄□ ̄;)

で、25歳の、仲代の演技は、やや大げさだけも、
 奇怪なカメラ・アングルも、手伝って、実に、気味が悪いし ( ゚∀。|||)

太宰治 『人間失格』で、

世間知らずの、葉蔵に、いけナいことを教え、
 「人間失格」への遠因を作った、悪友・堀木以上に、

世の中の「仕様」を、知り尽くし、しかも、大胆なのす Σ( ̄▽ ̄|||)

そぉ云えば、仲代が、全編、朗読した、
 『人間失格』のCDを、何度も、聴いたけも、

やっぱり、大げさなのだけも、面白かったのす (〃∇〃)

で、本作は、信欣三浜村純と云った、ひと癖ある脇役俳優の、
 「持ち味」をも、生かしきってて、スキがナいのす ( ̄□ ̄;)

今まで、金田一シリィヅしか、市川崑を、知らんかったけも、
 文学作品の、暗いエナヂィに、圧倒されたし o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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