石坂浩二の金田一耕助シリーズ

一昨日の1本♪
市川崑 『犬神家の一族』(2006年) O(≧∇≦)O

12月22日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 134分の本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、2006年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、市川崑「遺作」であり、
 1976年『犬神家の一族』→ココ)の、リメイクなのす (・∀・)

脚本は、1976年版と、ほぼ同じで、
 市川崑日高真也長田紀生の、共同なのす (・∀・)

1976年版より、12分短く、いくつかのシィンが、カットされてるけも、

那須ホテル女中・はる1976年版は、坂口良子)が、
 金田一耕助石坂浩二)の後を追うシィンのカットは、残念~ ( ゚∀。)

金田一が、50代、と云う設定(???)のため、
 恋心は、発生しナかった、と云う、一抹の淋しさが、あるな (ノд`)

で、60年代の作品が、観賞の中心である、アタシには、
 最近(21世紀)の、若手俳優は、全然、分からンのだけも、

犬神佐清を演じた、尾上菊之助が、 
 犬神松子を演じた、富司純子の、実子だと知って、ビックリ Σ( ̄□ ̄;)

似てネぇな ( ゚∀。)

太宰治 『人間失格』に、どんな名優も、故郷の劇場では、演じ難い
 と云うよぉな記述が、あるけも、

ホントの親子だと、演じ難くナいのかな???

で、富司純子だけも、前面に、「庶民的」な匂いがあり、
 熱演を見せては、いるのだけも、

気品とか、貫禄とかの点で、
 1976年版の、高峰三枝子には、敵わナい ( ゚∀。)

それから、古谷一行のシリィヅの『犬神家の一族』→ココ)に出てた、
 京マチ子にも、同様に、敵わナい ( ゚∀。)

三姉妹では、犬神竹子を演じた、松坂慶子が、
 あくまで、アタシの好みだけも、美しく、決まってたし (〃ノ∇ノ)

ソレから、老いたな、と思われ、ちょと痛々しかったのが、
 その名も、等々力署長を演じた、77歳の、加藤武なのす (・ω・。)。。

全般的に見ると、脚本を、下手にいじらナかったのが、良くて、
 例えば、1996年の、『八つ墓村』→ココ)より、ハルカに面白いぞ (^∇^)

1976年版と、大きく異なる、ラスト・シィン、
 去って行く、金田一に、市川崑が、重なって見えた気がすた Σ( ̄□ ̄;)

最近、少しずつ観てる、初期の作品も、凄いのだろぉけも、
 市川崑の代表作が、金田一シリィヅなのは、ほぼ間違ナい d(⌒o⌒)b

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三昨日の1本♪
市川崑 『犬神家の一族』(1976年) O(≧∇≦)O

12月17日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 146分の本作を、20数年ぶりに、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1976年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督の、市川崑は、
 『野火』→ココ)や、
 『悪魔の手毬唄』→ココ)や『獄門島』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本は、
 長田紀生日高真也市川崑の、共同なのす (・∀・)

長田紀生は、『キャプテンウルトラ』の脚本でも、活躍し、
 傑作『ゆうれい怪獣キュドラあらわる』などを、書いてるし (〃∇〃)

以前、観た時には、
 その「魅力」が、今(イマシトツ)、分からンかった本作だけも、

ハッキシ云って、その「面白さ」に、震撼すた ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

特別出演の、横溝正史の演技こそ、薄ら寒いけも、

シリィヅの第1作でありながら、
 後の作品の、美味しい部分を、既に、確立してるのが、しゅごい (〃∇〃)

シリィヅの常連となる、脇役俳優たちが、既に、バツグンに面白く、

例えば、旅館・柏屋の亭主三木のり平)と、沼田カズ子)が、
 可笑しすぎるのだけも、

特に、本職は、スタッフで、
 役者としては素人な、沼田カズ子「破壊力」が、しゅごい (≧∇≦)

そのを、確信すて作ってる、市川崑が、やっぱししゅごい (〃∇〃)

で、橘警察署長加藤武)も、お馴染みのギャグを、連発~ (≧∇≦)

かにゃりシリアスな本編に、コレでもかと、ギャグを、詰め込んで、
 ソレでも、やっぱし、シリアスが、勝ってるのだけも、

観終わった後の、充実感が、半端ではナいのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

なるほど、古館弁護士小沢栄太郎)が、震えながら読み上げた、
 犬神佐兵衛三國連太郎)の遺言状は、

コレらの「惨劇」を、引き起こすべく、
 周到に、計算されたモノだったのかも痴れナい Σ( ̄□ ̄;)

ちなみに、三國連太郎は、53歳と、爺さんを演じるには、若く、
 なんと、犬神松子を演じた、高峰三枝子より、年下だったのす (・∀・)

ふと、気になったけも、
 犬神佐兵衛遺産は、結局、どぉなったのだろぉ???

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六昨日の1本♪
市川崑 『獄門島』 O(≧∇≦)O

10月08日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 141分の、本作を、20数年ぶりに、一気に、観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

そもそも、地元の「シタヤ書店」(仮名)に、
 レンタルDVDが、ナく、 ←あまりに、ダメダメぢゃん

「SHITAYA DISCAS」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1977年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督は、市川崑なのす (〃ノ∇ノ)

脚本は、久里子亭
 すなわち、日高真也市川崑の、共同なのす (・∀・)

以前、観た時には、
 その魅力が、今(イマシトツ)、分からんかった本作だけも、

いわゆる、古谷一行の金田一シリーズ」の2本、
 1977年版→ココ)と、1997年版→ココ)で、ストウリィの面白さが、分かり、

その上で、本作(市川崑版)の、真の素晴らしさを、理解すたのす (〃∇〃)

で、了然を演じた、68歳の、佐分利信が、
 圧倒的な存在感で、グイグイ~と、魅せるのす (・∀・)

それから、鬼頭早苗を演じた、30歳の、大原麗子が、
 凛とした美しさで、素晴らすいのす (〃ノ∇ノ)

そして、床屋の娘・お七を演じた、21歳の、坂口良子の、
 反則(販促でも可)とも云える、可愛いさよ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

一方、鬼頭嘉右衛門を演じた、69歳の、東野英治郎の、
 比類ナい、醜悪さも、必見~ Σ( ̄▽ ̄|||)

ちなみに、この4人、全部、亡くなられてるのす ( ゚∀。)

他にも、名優が、多数、出演~ (〃ノ∇ノ) ←描ききれナい

個人的には、
 石坂浩二の、金田一耕助は、可もナし不可もナし、と云う感ぢ (・∀・)

若干、ネタバレるけも、終盤の「謎解き」の時間、
 片手が、使えナい犯人には、絞殺は、ムリだった、と云うので、

ぢゃあ、死体を吊るすのも、ムリなんぢゃナいか、と思ったりすたけも、
 この辺りは、ツッコミ処とでも、云うベキかすら Σ( ̄□ ̄;)

で、まるで、(ゲイムの)サウンド・ノヴェルみたいに、
 画面に、巨大な白文字が、表示されたり、

映画にしては、トリッキィな表現が、眼を引くのだけも、
 人間模様の描き方も、極めて緻密で、全く、侮れナいのす Σ(@∀@)

で、本作、公開直前に、テレヴィ放送された、古谷一行版とは、
 犯人が違うことを、映画館にて、貼り紙で、告知すたり、

劇場予告編に、横溝正史を出演させて、
 自分も、この映画の犯人を知らない、とか云わせたりすて、

よぉするに、原作どぉりぢゃナいのが、売りなのだけも、

個人的な「評価」は、本作や、古谷一行の2本を、
 もっと何度も、観直して、ゆっくり考えてみたい、と思うのす ( ^∀^)

原作を読むのも、イイのだけも、やや、活字が苦手~ ( ゚∀。)

ともかく、
 市川崑「金田一」の、最高傑作かも痴れナい、1本なのす (〃∇〃)

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四昨日の1本♪
市川崑 『悪魔の手毬唄』 O(≧∇≦)O

04月05日(氷)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 144分の、本作を、20数年ぶりに、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1977年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督は、市川崑なのす (〃ノ∇ノ)

大昔のことだけも、
 本作を、「日本映画の最高峰」と、思ってた時期も、あったのす (・∀・)

その後、熊井啓作品とか、様々な傑作との「出会い」が、あり、
 今は、だいぶ、埋もれてすまったけも、

少し、長めの作品ながら、
 最後まで、dokidokiしながら、観ることがデキたので、

やっぱし、傑作中の傑作なのだろぉ ( ^∀^)

ただ、残念なのは、
 古谷一行の、ナチュラルな金田一耕助に、慣れちったので、

ワザと、「変人」を装ったよぉな、石坂浩二は、違和感ありしゅぎ (ノд`)

そもそも、市川崑の演出は、マンガっぽいのが、痛いのだけも、

ヒロインの、青池リカを演じた、岸惠子の、「母性」の美しさと悲しさが、
 晩秋らすい、暗いスクリィンに、完璧に、表現され、

いつの間にか、
 本作の、岸惠子の年齢(44歳)を、超えてしまった、アタシだけも、

昔も、憧れたよぉに、
 今も、「美しい母」として、魅せられるみたいだし Σ(@∀@)

本作には、何人も、「母」が、出て来て、
 特に、咲枝を演じた、白石加代子の、怪演っぽさが、良かったし (≧∇≦)

ちなみに、映画館の大スクリィンを、想定しているらすく、
 人物が、少し、遠回しに、映されたりする、

テレヴィとは異なる、カメラ・ワァクが、気になったし ( ̄□ ̄;)

DVD化にあたって、映画館では、カットされてた、画面の上下の部分を、
 復活させたので、ヘンな具合に、なっちったのかも ( ゚∀。)

で、市川崑の、金田一シリィヅでは、
 1978年の、『女王蜂』→ココ)と、とっぷを争う、傑作だと思うけも、

『悪魔の手毬唄』の映像化では、個人的に、
 同じ、1977年の、「横溝正史シリーズ」:第6作(→ココ)の方が、

真面目しゅぎて、好きかも痴れ〜ヌ (〃ノ∇ノ) ←監督:森一生

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三昨日の1本♪
市川崑 『女王蜂』 O(≧∇≦)O

11月02日(氷)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 139分の、本作を、20数年ぶりに、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

本作は、1978年に、公開された、カラァ映画なのす (・∀・)

監督は、市川崑だけも、スケヂュゥルが、キツかったらすく、

ロケのパァトは、松林宗恵が、「協力監督」とすて、
 演出すてるのす (・∀・)

先日、観た、古谷一行の金田一耕助シリーズ版→ココ)との、
 簡単な比較を、してみると、

古谷版で、一番、問題なのは、
 速水(=大道寺)欣造の、「過去」の描写が、ナいことなのす ( ゚∀。)

原作にも、ナいのかも、痴れ〜ヌけも、 
 ソコから、神尾秀子との関係も、見えて来ナいのが、致命的〜 (ノд`)

市川版の、神尾秀子岸惠子)と、大道寺銀造仲代達矢)の会話、

 あなたが、遠い眼をする時、何を見ているの?

 海だ。暗い海だ。

もはや、サイコォしゅぎる o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

大げさな演技をしるので、仲代達矢の、個人的な評価は、微妙だけも、
 本作は、ハマりまくってて、実に、イイのす (〃∇〃)

ソレから、ど真面目で、ありながら、「喜劇的」な、
 山本巡査伴淳三郎)も、実に、味わい深いのす (〃ノ∇ノ)

ただ、金田一耕助は、石坂浩二より、古谷一行の方が、好きだし、

新人の、中井貴恵が、演じる、大道寺智子は、
 演技も、稚拙だし、あまりに、華がナいのが、痛いし (ノд`)

それでも、本作は、かにゃり、好きな映画なのす (〃ノ∇ノ)

隠し持った拳銃の、発射の際、小さく、「紙吹雪」が、舞ったり、
 小技が、素晴らしく、効いてるのす ( ^∀^)

繰り返し、映し出される、「紅葉」の美しさも、比類ナく、
 実に、「美しい映画」に、仕上がっておる (〃∇〃)

ちなみに、本作は、『仮面ライダー』一文字隼人役の、
 佐々木剛も、出演すてるよ (≧∇≦)

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