2012年12月

『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ12
 『宇宙指令M774』 まさに、魔法の作品 (〃∇〃)

作品の放映順にレヴュしるツモリだったけも、
 何故か、それを許さナい、何でもありの『ウルトラQ』なのす (≧∇≦)

今日(12月31日)の夜、
 第21話 「総天然色」版『宇宙指令M774』を観たのす (〃∇〃)

ちなみに、オリジナル・モノクロ版を初めて観たのが、
 今年の10月03日(氷)なのだけも、

強烈なイムパクトがある、『2020年の挑戦』(第19話)や
 『南海の怒り』(第23話)、『ゴーガの像』(第24話)に包囲され、

「普通の作品」かな、と云う印象であったが、

その後、「総天然色」版を観て、

一条貴世美こと、ルパーツ星人ゼミ(水木恵子)の、

「微かにハスキィな大人の声」に、「少女っぽい美貌」と云う、
 極めて不思議な魅力に、すっかり参ってしまったのす (〃ノ∇ノ)

さらに、よくよく観ると、満田かずほ監督の
 粋で、「魔法」のような演出もまた、魅力イッパイなのだ (≧∇≦)

人形がしゃべるのは、まあ普通だけも、

山中の無人喫茶店のジュークボックスの
 リアルタイムで会話がデキるレコードとか、

何故か、宇宙の女子が、図書館のスタッフになってるとか、

ちょうど、横の本棚に、怪獣ボスタングの本があるとか、

もちろん、「ご都合主義の嵐」なのだが、
 ここまでやると、「お見事」としか云いよぉがナい (*´∀`)

そして、ある意味、ぶっ飛んだエンディングも、
 真顔の一条貴世美に、呑まれてしまうのす (〃ノ∇ノ)

で、『盗まれたウルトラ・アイ』(ウルトラセブン)と比べると、
 多くの設定が「逆さ」になっている ( ̄▽ ̄|||)

あるいは、ダン(=セブン)自身を先取りしてるとも云える ( ̄□ ̄;)

その一条貴世美は、云う (・∀・)

 地球は平和な美しい星だと、憧れて参りました。

ホントに、そぉだったら良いのだが… (〃∇〃)

『盗まれたウルトラ・アイ』は、詩のような作品だったが、
 この『宇宙指令M774』も、実に、「詩的」だ (≧∇≦)

ふと気づいたが、

一条貴世美(いちじょう・きよみ)の最後の2文字は、
 「ゼミ」とも読めるよぉだ (*´∀`)

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『怪奇大作戦』 第15話 『24年目の復讐』 (≧∇≦)
もう一つの『京都買います』 (〃ノ∇ノ)

今日の昼頃、『24年目の復讐』を観たのす (≧∇≦)

ちょうど「DVD−BOX 下巻」も発売されてるので、
 「販促」として、このショォト・レヴュを描いてるのす d(⌒o⌒)b

『あけてくれ!』(ウルトラQ)で、
 一気に、怪優・天本英世のファンになり、

つい先日、久々に、本作を観たのだけも、

ひそかに期待すた、
 岸田 vs.天本「怪演対決」は、ここにはナく、

黙々と火薬を準備する木村二等水兵(天本)と、
 それを見つめる牧(岸田森)の「独白」と云う形で、

非常に手堅く、虚飾を廃し、
 まるで、「心理劇」のような「対決」に仕上がってるのす (〃ノ∇ノ)

むしろ、観どころは、
 物憂い顔で、横須賀の街や猿島を歩く、牧の方である ( ̄□ ̄;)

しかも、ヒロインの吉村千恵子(夏珠美)に、淡い気持ちを寄せ、
(この点は、解釈が分かれるであろうが…)

もう一つ『京都買います』とでも云うべき、
 「叙情」にあふれている (〃ノ∇ノ)

夏珠美は、本作の少し後に制作された、
 『夜が明けたら』(恐怖劇場アンバランス)でも、
アバズレ(死語)っぽい女を演じていたが、

本当に冷たい女ではナいことが、巧みに表現され、
 岸田の熱演を支えているのす (〃∇〃)

そして、二人の心をつなぐ小道具、柿の枝が、
 「季語」のようで、見事なのす (*´∀`)

強いて云えば、「水棲人間」と云う設定が、ほとんど生きてナいし、
 助さんとノムの実験も、取ってつけたよぉな感ぢだ ( ゚∀。)

木村二等水兵の最期は、牧の言葉の通りなのか、
 あるいは「事故」なのか、別の解釈が可能な気もする (σω-)。

神奈川県警の刑事(山本廉)は、
 姓が鬼田で、実は、イカルス星人だったりするハヅはナいけも、

そう云えば、
 『怪しい隣人』(ウルトラセブン)も、鈴木俊継監督であった ( ̄□ ̄;)

が、本作では、トリッキィな表現を廃し、
 結果的に、地味な印象が強くなったとは云え、

なかなか味わい深い秀作に仕上がっておる o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ11
 『ゴーガの像』 その面白さ、比類ナシ (〃∇〃)

作品の放映順にレヴュしるツモリだったけも、
 何故か、それを許さナい、何でもありの『ウルトラQ』なのす (≧∇≦)

昨日(12月13日)の深夜、
 第24話 「総天然色」版『ゴーガの像』を観たのす (〃∇〃)

ちなみに、オリジナル・モノクロ版を初めて観たのが、
 今年の10月24日(氷)なのだけも、

「探偵もの」と「怪獣もの」が、
 映画的スケィルで、絶妙に融合した傑作
なので、
ビビってすまった ( ̄□ ̄;)

つまり、美術品密輸組織をハァドに描きつつ、
 呪いの怪獣の不気味さも、見事な構成感で、表現してるのす (〃ノ∇ノ)

サングラスの男がバックで車を疾走させると、
 前方の倉庫が爆発するオォプニングから、もぉ比類がナい (≧∇≦)

人間ドラマではナいが、
 これほど、「面白い作品」もナいだろぉ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

とくに、ゼロと呼ばれる殺し屋を演じる、日恵野晃が、
 抜群の存在感で、好演している (〃∇〃)

例えば、心中に蘇った「ボスの声」に従い、
 ガレキの中から立ち上がる場面が怖ひ (ノд`)

しかし、本作には、致命的とも云える欠陥がある ( ̄▽ ̄|||)

つまり、ジープに乗った、万城目、一平君、由利ちゃん、リャン・ミンらが、
 ゴーガに「接近戦」を挑むのが、どぉ考えてもあり得ナい ( ゚∀。)

既に、自衛隊(?)が動いているのに、
 何故、「民間人」が、最前線で戦うのか???

また、そのリャン・ミンを狙うゼロの出現も、
 あまりに、ご都合主義だ ( ゚∀。)

だが、それらに眼をつぶれば、
 やっぱし、スリル満点、極上の作品に違いナい (≧∇≦)

吊るしてるワイヤが時々見えるが、
 生き物のように動く、ゴーガの「操演」も見事 (〃ノ∇ノ)

『ペギラが来た!』『バルンガ』『南海の怒り』と肩を並べる、
 野長瀬三摩地監督の傑作だ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

ただ、本作の「総天然色」版は、
 人物の肌の質感が今今(いまふたつ)だし、

全体的に暗めの画面は、
 オリヂナル・モノクロ版の方が、逆にリアルかも知れナい ( ゚∀。)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ10
 『あけてくれ!』 ←【あ、こいつぁ傑作だ (≧∇≦) ←堀木正雄談】の殿堂入り♪

作品の放映順にレヴュしるツモリだったけも、
 何故か、それを許さナい、何でもありの『ウルトラQ』なのす (≧∇≦)

一昨日(12月09日)の夕方、
 第28話 「総天然色」版『あけてくれ!』を観たのす (〃∇〃)

ちなみに、オリジナル・モノクロ版を初めて観たのが、
 今年の11月15日(杢)なのだけも、

これまで観た、他の特撮作品のすべての座標が、微妙に揺らぐよぉな、
 乾いた衝撃を受けた (〃ノ∇ノ)

初回の放映時、「怪獣も出て来ナいし、難解すぎる」と、
 お蔵入りしただけに、 およそ、子供向けの内容ではナい (≧∇≦)

少しも難解ではナいが、普通の子供には、まづ、分からナい ( ̄□ ̄;)

で、SF作家・友野健二を演じる、
 怪優・天本英世が、カッコ良すぎ (〃ノ∇ノ)

頭頂部が薄かったり、前歯がボロボロだったりしるのが、
 何故か、カッコ良いのが、怪優の証 ( ̄□ ̄;)

よくある、小細工の怪演などは、すぐにバレるのだが、

岸田森とか、清水糸宏治とか、天本の場合は、
 恐ろしく「板についてる」のす (〃∇〃)

黒い封筒(「総天然色」版では、濃い緑)に浮かび上がる、
 天本の恐ろしげな顔は、ちょっとやりすぎだが、

終盤の、現実のくだらなさに疲れた表情と独白が、
 どうにも比類ナい (≧∇≦)

やはり、現実に疲れきった中年男・沢村を演じる、
 柳谷寛コミカルな「絶望」の表現も、

実は、ぞくっとするような秀演であり、
 すべてが「逆」のような、天本とのコントラストが鮮烈だ ( ̄□ ̄;)

本作のタイトルは、
 柳谷の最後の台詞の方が「本質的」だと思うが、

その結末(つれて行ってもらえたのか???)を描かナかったのは、

まるで、アッバス・キアロスタミの『桜桃の味』のよぉに、
 つき放してる ( ̄□ ̄;)

物語としての「完結性」を放棄しつつ、
 観る者の心を試すと云う、理不尽な大技である ( ̄▽ ̄|||)

円谷一監督は、やっぱりすごいのであった (〃ノ∇ノ)

で、「脱出」のほのかな甘さは、分からナい人には分からナいから、
 このエンディングに、何も感ぢナい人もいるだろぉ ( ゚∀。)

わたにゃんは、残念ながら、「選ばれてる」らしい ( ̄□ ̄;)

昨今、柳谷のようなサラリィマンは、
 本作の制作時よりも、殖えている可能性が高いのだが、

そのような人を「誘惑」してしまうと云う意味で、
 極めて「危険」な作品である ( ̄□ ̄;)

では、電車に乗ると、どぉなるのか???

『銀河鉄道の夜』のような不思議な旅をするのか、
 一切が消え去るのか、

それは、「あの世(死後の世界)」のように謎である ( ゚∀。)

『ウルトラQ』では本作だけの、小山内美江子による脚本は、

エ)
 万城目と由利ちゃんが、いつもより「仲良し」だったり、

ロ)
 一ノ谷博士が、キ〇ガイ病院もやってたり、

ハ)
 警視庁での、少しブッ飛んだやり取りが、
  「意味深」なよぉで、まったく「無意味」だったり、

ニ)
 最後に、よ~く見ると、一平君が出てて、
  (飛行機のドアを)「あけてくれ!」と云わんとしてたり、

「こだわり感」の漂う、独特の味がある (≧∇≦)

ちなみに、わたにゃんは、
 本作の総天然色&ステレオ版も、気に入ってるのす (〃ノ∇ノ)

より現代的&日常的に見えるから、かも痴れナい (*´∀`)

文句ナしに、
 【あ、こいつぁ傑作だ (≧∇≦) ←堀木正雄談】と云う、
作品研究シリィヅへ、ノミネィトなのす (≧∇≦)

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