ウルトラセブン
第37話
盗まれたウルトラ・アイ


1968年6月16日放送 円谷プロダクション制作
監督:鈴木俊継 脚本:市川森一
出演:森次浩司、吉田ゆり、中山昭二、石井伊吉、古谷敏、阿知波信介、菱見百合子、ほか

何? 地球を侵略するつもりなのか?


これは、詩です (〃ノ∇ノ)
(まだ観てない人のために)

 わたにゃんが『ウルトラセブン』を語る時、まず最初に出てくるのが本作。
 マゼラン星から、ある任務を負って地球に潜入した美少女工作員の運命を前衛演劇風の演出を交えながらも、「詩的」に描ききった、『ウルトラセブン』屈指の傑作。「どこに美しい真理が存在するのか、世界は破滅するべきではないか???」と感じた時、ぜひ観ていただきたい。若者が踊り狂う深夜のスナック、宇宙空間を進む巨大なミサイルなど、虚無的な演出が比類ない、学生運動が吹き荒れる直前、60年代後半の物語。
 監督の鈴木俊継は、『ウルトラマン』で2本、『ウルトラセブン』で14本、『怪奇大作戦』で3本、『ウルトラマンA』で2本の監督を務めている。実験的な演出も多い。個人的には『ウルトラセブン』の『怪しい隣人』『超兵器R1号』も好きである。脚本の市川森一(いちかわ しんいち、1941年4月17日-2011年12月10日)は、『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』などで活躍し、後に大人番組に転じた脚本家。個人的には、『ウルトラセブン』の『ひとりぼっちの地球人』、『帰ってきたウルトラマン』の『悪魔と天使の間に‥‥』、『ウルトラマンA』の『3億年超獣出現!』が気になるが、『恐怖劇場アンバランス』の『仮面の墓場』は、まだ、ついて行けない。


本作を観るために

 「ウルトラ1800」のDVD、『ウルトラセブン Vol.9』を買いましょう (*´∀`) 1999年に発売された初期版も、まだまだ入手可能です。もちろん、レンタルもありますが…。同時収録の『月世界の戦慄』、『必殺の0.1秒』もなかなかの傑作なので、わたにゃんのイチオシ (≧∇≦)


ウルトラセブン Vol.9
☆わたにゃん所有のDVD
国内版DVD
ウルトラ1800 ウルトラセブン Vol.9
カラー、111分、片面・2層
モノラル&2chステレオ音声、スタンダードサイズ
発売日:2009年7月8日
発売元:株式会社 円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル株式会社
価格:1890円(税込)
型番:BCBS-3424
(収録内容)
 第34話 『蒸発都市』
 第35話 『月世界の戦慄』
 第36話 『必殺の0.1秒』
 第37話 『盗まれたウルトラ・アイ』
 封入特典
  ライナーノート 『ウルトラ・オーバーラッピング』
 特典映像
  ウルトラ アペンディックス
   『夢を見る空間』(脚本家・上原正三インタビュー)
 音声特典
  第36話 『必殺の0.1秒』 5.1ch音声版

HMVジャパン →HMVでチェ~ック♪
『ウルトラ1800 ウルトラセブン Vol.9』
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