熊井啓

一昨日の1本♪
雑感♪ 熊井啓 『忍ぶ川』 O(≧∇≦)O

02月02日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 120分の本作を、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

ずっと昔に、飼って、持ってた、非廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1972年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、熊井啓は、
 『帝銀事件 死刑囚』→ココ)や、『日本列島』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

脚本は、長谷部慶次と、熊井啓共同なのす (・∀・)

以前のディィプ・レヴュは、→ココなのす d(⌒o⌒)b

さっき、この、7年半前に描いた、レヴュをすべて、読み返したけも、
 しゅごくナいかも痴れンけも、しゅごいのす Σ( ̄□ ̄;)

しとり暮らしすてた頃の仕事で、
 今では、とても描けナいよぉな、「勢い」が、あるのす (≧∇≦)

ちょと、引用すてみおぉ (・∀・)

 一度消えてしまえば、もう自ら灯ることがない。人間の命は、1本の蝋燭のようだ。喜びはつかの間のもの。新しく生まれる命も、100年後には、生きてはいない。生命の連鎖は、実は、死の連鎖なのだ。

あゝ、いつの間にか、
 すっかり、魂が、冷えてすまった、気がしる (ノд`)

昨今は、焦燥感の付随しる、「諦め」だけだし ( ̄▽ ̄|||)

でも、敢えて今、『忍ぶ川』を、観たのは、

少し、脈がありそぉな、「恋」をしてるからなのは、
 ウソのよぉな、ホントの噺(はなし)なのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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七昨日の1本♪
熊井啓 『地の群れ』 O(≧∇≦)O

08月19日(吐)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 127分の、本作を、初めて、一気に観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

最近、飼ったばかりの、非廉価DVDなのす (・∀・)

本作は、1970年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

監督の、熊井啓は、
 『日本列島』→ココ)や、『海と毒薬』→ココ)も、撮った人 (・∀・)

で、脚本は、原作者の井上光晴と、熊井啓共同なのす Σ(@∀@)

ちなみに、配給は、ATGだし Σ( ̄□ ̄;)

まだ、観たことナいのだけも、
 1968年に、超・大作 『黒部の太陽』を、撮って、

その直後に、日活を退社し、その退職金で、撮ったのが、
 本作なのす (・∀・)

『日本列島』のオウプニングでは、無数のアリ(???)を、
 焼き殺したのだけも、

今度は、ネズミの群れに、火を付ける、熊井 Σ( ̄▽ ̄|||)

途中、原爆で、大火傷を負った男や、
 投石で、血まみれになる女など、ショッキングなシィンも、あるけも、

モノクロなので、何とか、正視できる訳デス Σ( ̄□ ̄;)

で、朝鮮人部落の若い女子(ぢょぴ)・徳子紀比呂子)が、
 悲壮で、エラく、美しい訳デス (〃ノ∇ノ)

本作は、「諸事情により、DVD化は、不可能」と、云われてただけに、
 かにゃり、ヤバい内容なのす ( ゚∀。|||)

舞台は、佐世保だけも、朝鮮人部落と、
 ナガサキ原爆の被爆者(身体に、ケロイドあり)のいる、被差別部落が、

蔑みあって、対立してるのす (・ω・。)。。

何で、人間(日本人)は、何時も、こぉなのか‥‥ ( ゚∀。|||)

キ◎ガイなどと云う言葉も、バッチシ、出てくるし、
 キリスト教会と、原爆の接点も、意味深~な感ぢ Σ( ̄□ ̄;)

被災した教会は、早く壊してしまおう、とか云う、
 神父(???)の声は、大滝秀治ぢゃナいかすら???

で、主役の医師・宇南を演じる、初期・熊井啓作品の常連鈴木瑞穂が、
 冷徹な、抑えた演技で、絶品だし (〃ノ∇ノ)

にゃかにゃか、手強い映画で、一度、観ただけぢゃ、分からンのだけも、
 今宵は、ココまでに、いたしとぉございマスる ( ゚∀。|||)

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一昨日の1本♪
熊井啓 『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』 【再】 O(≧∇≦)O

01月29日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 131分の、本作を、一気に、観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

コレで、2回目だったのす (・∀・)

以前のレヴュは、→ココなのす d(⌒o⌒)b

本作は、1981年に、公開された、モノクロ(!)映画なのす (・∀・)

『帝銀事件 死刑囚』→ココ)や、『日本列島』→ココ)では、
 一人で、脚本(脚色)も、やってた、熊井啓だけも、

本作では、菊島隆三に、脚本を、委ねてるのす (・∀・)

矢田喜美雄による原作は、『謀殺 下山事件』(1973年)と、云い、
 本作の、「日本の熱い日々」は、熊井啓が、追加すたのかすら???

なるほど、下山事件が、起こった、1949年から、
 同事件が、時効になる、1964年まで、

国内では、様々な事件や、安保闘争などが、あったのす Σ( ̄▽ ̄|||)

それらを、まるで、森田童子の後期のアルバムのよぉに、
 学生運動も、収束すた、80年代から、振り返ってるのす ( ̄□ ̄;)

本作を、この時期に、制作し、公開すた意図は、不明~ ( ゚∀。)

しかし、我らは、「日本の熱い日々」を、忘れてはならナい、
 真実を追求することを、止めてはならナい、と、思うのす (≧∇≦)

ところが、昨今、日本の、大手マスコミは、
 あへ独裁政権の「顔色」を、伺ってばかり Σ( ̄▽ ̄|||)

このままでは、アタシも、真実を知らナい、
 無力な一国民として、生きながら殺されそうだ (・ω・。)。。

誰が、どんな目的で、下山総裁を、殺したのか、
 結局、何も、分からんのだけも、

感動も、何もナい、不気味な映画だったな Σ( ̄□ ̄;)

矢代記者仲代達矢)と、仲間たちの、エナヂィだけが、
 (空転しつつも、)輝いておった (・∀・)

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二昨日の1本♪
熊井啓 『海と毒薬』 O(≧∇≦)O

01月06日(盆)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 123分の、本作を、一気に、観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

地元の「シタヤ書店」(仮名)で、借りたのすぅ d(⌒o⌒)b

コレで、2回目だったけも、
 初めて観たのは、「VHSデッキ」の時代だったのす Σ(@∀@)

本作は、1986年に、公開された、モノクロ映画(!)なのす (・∀・)

熊井啓監督が、遠藤周作の同名小説を、映画化すたモニョで、
 脚本も、ひとりで、描いてるのす Σ( ̄□ ̄;)

で、本作、手術の場面を、撮るため、
 保健所の犬を、「生体解剖」すたらすいのす (σω-)。

まだ、観たことは、ナいのだけも、『地の群れ』と云う作品で、
 ネズミやニワトリを、焼き殺した熊井啓だから、

やりかねナい訳デス Σ( ̄▽ ̄|||)

「医学の進歩のために」と、捕虜を使って実験した、医師たちと、
 「良い画を撮るために」と、生きた犬を使った、熊井啓は、

本質的には、「同じ罪」を、犯してる訳だけも、

前者は、GHQによって、断罪され、
 後者は、ベルリン国際映画祭で、受賞してる訳デス Σ( ̄□ ̄;)

もっとも、昨今のことは、痴らナいけも、

アタシが、歯学生だった頃は、
 医学部でも、歯学部でも、バンバン、ヤッてたし、動物実験 (・ω・。)。。

で、日本で、一番しゅごい映画監督を、問われれば、
 個人的に、熊井啓だと、確信すてるし、

心マッサァジによって、再び、動き出した心臓に、
 ソプラノの歌声を重ねる場面など、もはや、神がかってる、と、思うけも、

デキれば、精巧な模型を作って、ヤッて欲しかったし ( ゚∀。)

アタシは、結局、歯科医には、なれんかったけも、
 「医学」って、「戦争」にも似て、気持ち悪いのす (ノд`)

そして、「医学」や、「戦争」を、模写してみせるのが、
 「映画」な訳デス Σ( ̄□ ̄;)

本作、『帰ってきたウルトラマン』の、岸田隊員役だった、
 西田健が、大活躍すてるのす (≧∇≦) ←濡れ場も、あるし

どの役者も、イイのだけも、誰が、主役と云う訳でも、ナく、
 もすかしると、「群像劇」とでも、云えるんぢゃナいかすら???

あと、劇中で、「ステる」と云う言葉が、多用されてるけも、
 コレは、ドイチュ語の「sterben(死ぬ)」のこと、だろぉな Σ( ̄□ ̄;)

こんな、重厚な映画に、出演しながらも、
 戦争を始めて、大儲けしたい、アヘ総理などを、応援してる、

奥田瑛二は、大馬鹿野郎か???

その点、渡辺謙は、素晴らしいな o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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一昨日の1本♪
熊井啓 『帝銀事件 死刑囚』 O(≧∇≦)O

12月25日(旦)の、ことであった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 闘兇(とぉきょぉ)地方から、帰省すてた、けん象と、
108分の、本作を、一気に、観たぁ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

アタシは、コレで、3回目だったけも、
 けん象は、初めて、観た訳デス Σ(@∀@)

本作は、1964年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

ずいぶん前に、中古で、ゲッ吐すた、
 「熊井啓 日活 DVD−BOX」の、中の1本 (〃∇〃)

巨匠・熊井啓の、記念すべき、監督デヴュ作なのす ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

脚本も、熊井啓だし Σ( ̄□ ̄;)

で、ものしゅごいテンションで、作られており、
 事件を追う、架空の新聞社「記者たち」が、暑いのす Σ(@∀@)

「政府広報紙」と、成り果てた、昨今の大手メディアとは、違って、
 推理も、するし、まるで、刑事のよぉに、「足」で、事件を追うのす (〃∇〃)

事件の被害者との、ロマンスもある、武井内藤武敏)と、
 やたら、喧嘩っ早い、阿形井上昭文)の、記者コンビや、

デスクの、大野木鈴木瑞穂)らの、
 水を得た魚のよぉな、生き生きした演技が、比類ナいのす (≧∇≦)

まぁ、コレだけ、素晴らしい、台本を、与えられれば、
 役者たちが、色めき立つのも、当然だろぉな o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

改めて、観直すと、
 本作は、10本の指に、入るくらい、素晴らすい Σ( ̄□ ̄;)

同じ、熊井啓の、『日本列島』→ココ)も、
 『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』→ココ)も、良いのだけも、

映画としての完成度において、本作には、敵わナいのす (≧∇≦)

他の新聞社を、出し抜くため、「平沢家の表札」を、外して隠す
 武井だったりしるけも、

コレなんかは、まさに、極上のギャグぢゃナいかすら (・∀・)

「セミドキュメンタリー」と、云われる本作だけも、
 堅苦しさなどは、微塵もナく、

犯人の顔は、見せずに、衝撃的な犯行を、再現する、冒頭から、
 死刑囚となった、平沢貞通信欣三)の悲しみを、映し出す、終盤まで、

ほとんど、飽きさせることナく、一気に、観せるのは、
 もはや、「神技」では、ナいかすら???

けん象も、

 しさびさに、しゅごいのを、観た‥‥ ( ̄□ ̄;)

と、唸っておった (・∀・)

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十昨日と一昨日の1本♪
熊井啓 『日本列島』 O(≧∇≦)O

07月15日(盆)にょことで、あった (・∀・)

早々に、寝ちった、老母のブラインドを突いて、
 115分の、本作を、初めて、一気に観たぁ (≧∇≦)

で、激しいショックを、受けて、数日間、沈黙し、
 24日(旦)、もぉ一度、観たぁ (≧∇≦)

ずいぶん前に、中古で、ゲッ吐すた、
 「熊井啓 日活 DVD−BOX」の、中の1本 (〃∇〃)

本作は、1965年に、公開された、モノクロ映画なのす (・∀・)

1964年に、『帝銀事件 死刑囚』で、デヴュすた、熊井啓監督の、
 第2作なのす (〃ノ∇ノ)

『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』の、S・S・レヴュ(→ココ)でも、
 描いたよぉに、

あたかも、野村芳太郎 『砂の器』の、前半のよぉに、
 少しずつ、謎が融けて行くさまが、ワクワクなのす (≧∇≦)

ただ、『下山事件』よりは、ミステリィ色は、薄く、
 その分、人間ドラマな描写に、重点がある印象〜 (・∀・)

穏やかな表情に、しばしば、怒りをにじませる、
 秋山宇野重吉)が、サイコォしゅぎるし、

伊集院和子芦川いづみ)も、優しげだ (〃ノ∇ノ)

新聞記者の原島二谷英明)や、
 刑事の黒崎鈴木瑞穂)の、秀演も、イイけも、

とりわけ、元スパイ、佐々木佐野浅夫)の、
 台詞と、態度が、虚無的で、素晴らしかった o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

伊福部昭の、乾いた音楽も、かっこいいぞ (〃ノ∇ノ)

登場人物が、長々と、歩いて行く、シィンなども、
 少なからず、あるけも、不思議と、全く、退屈しナい本作 Σ(@∀@)

で、今は、どぉなのかは、知らナいけも、

まるで、刑事のよぉに、足で、事件を追う、
 劇中の、新聞記者たちが、熱いのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

60年安保闘争の、ただ中で、制作された、本作だけも、

米国従属な、「売国政権」の、横暴が極まった、まさに、昨今、
 欲しいのは、このよぉな作品では、ナいかすら???

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