ウルトラマン
第23話
故郷は地球


1966年12月18日放送 円谷プロダクション制作
監督:実相寺昭雄 脚本:佐々木守
出演:二瓶正也、小林昭二、桜井浩子、黒部進、石井伊吉、ピエール・ピロッツ、上田敏也、ほか

人類の夢と科学の発展のために死んだ戦士の魂、ここに眠る。


現代の私たちが忘れていること ( ̄□ ̄;)
(まだ観てない人のために)

 実は、わたにゃん、『ウルトラマン』の半分近くをまだ未鑑賞なのす ( ゚∀。) つまり、現時点で、この第23話までの全話と最終回しか観てないのす ( ゚∀。) で、本作がベスト (≧∇≦) 昔、断片的に観た『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』(テレビ版を編集した、1979年公開の映画)でも、本作のラストシーンに相当するシーンが強く印象に残ってる (〃∇〃)
 国際平和会議の開催を妨害する謎のテロリストを追う科特隊は、撃墜した円盤から現れた怪獣と対決する。その怪獣の意外な正体とは??? 葛藤するイデ隊員(二瓶正也)の眼と言葉を通して、ある視点を忘れかけている現代の私たちの危うさを指摘する問題作 ( ̄□ ̄;) 『ウルトラマン』を伝説にしてしまった作品の1つであることは間違いないだろう。不条理な犯罪が起こり、その報道を興味本位で見ているだけの自分に気づいた時、ぜひ観ていただきたい。
 監督の実相寺昭雄(じっそうじ あきお、1937年3月29日-2006年11月29日)は、『ウルトラセブン』の『狙われた街』や『怪奇大作戦』の『恐怖の電話』『呪いの壺』など、もはや子供番組とは思えない異色の傑作を作り出した。その後、ATG映画にも進出して、『無常』(1970年)、『曼陀羅』(1971年)、『哥(うた)』(1972年)、『あさき夢みし』(1974年)などの問題作を作った「映像表現」における比類なき鬼才である。つい最近まで活躍されたが、わたにゃんは、残念ながら、新しい作品を観ていない。最近の話題作を通じて、ご存知の方も多いのではナいだろうか。
 脚本の佐々木守(ささき まもる、1936年9月13日-2006年2月24日)は、『ウルトラマン』、『怪奇大作戦』、『アイアンキング』などで活躍した。わたにゃんは、『怪奇大作戦』の『恐怖の電話』『京都買います』など、実相寺昭雄と組んだ作品にひかれる。全話の脚本を担当した『アイアンキング』は、まだ第10話までしか観てないが、すばらしい。


本作を観るために

 「ウルトラ1800」のDVD、『ウルトラマン Vol.6』を買いましょう (*´∀`) 2000年に発売された初期版も、まだまだ入手可能です。もちろん、レンタルもありますが…。同時収録の『地上破壊工作』も、実相寺昭雄監督の実験的な色合いの異色作。わたにゃんのイチオシ (≧∇≦)


ウルトラマン Vol.6
☆わたにゃん所有のDVD
国内版DVD
ウルトラ1800 ウルトラマン Vol.6
カラー、106分、片面・2層
モノラル&2chステレオ音声、スタンダードサイズ
発売日:2009年3月25日
発売元:株式会社 円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル株式会社
価格:1890円(税込)
型番:BCBS-3411
(収録内容)
 第21話 『噴煙突破せよ』
 第22話 『地上破壊工作』
 第23話 『故郷は地球』
 第24話 『海底科学基地』
 封入特典
  ライナーノート 『ウルトラ・オーバーラッピング』
 特典映像
  親と子のための特撮講座 その6
 音声特典
  第22話 『地上破壊工作』 5.1ch音声版

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『ウルトラ1800 ウルトラマン Vol.6』
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