宮崎駿

再び、『風立ちぬ』を観たのす (≧∇≦)
まさに、「宝の山」だけも、やっぱし、エンディングが疑問だし ( ゚∀。)

09月25日(氷)、海を渡り、
 N型(いぬがた)市の映画館で、『風立ちぬ』を観たのす d(⌒o⌒)b

2回目なのす ( ^∀^)

前回は、「宮崎駿には、呑まれまい」と、警戒しつつ観たのだけも、
 今回は、ずっとリラックスしておった (*´∀`)

不思議なことに、メロドラマ・パァトの「分量」が足りナい、とは、
 今回は、思わナかったのす (・∀・)

よく観ると、
 実に、きめ細かく、恋愛の「記号」が散りばめられ、

これで、十分だったんぢゃナいかすら ( ^∀^)

ただ、仔供の恋愛っぽいのは、否めナいけも、
 恋の駆け引きなどは、一切ナくて、

(強いて云えば、二郎と菜穂子と絹の夢想的な三角関係♪)

そこが良い、と云うファンも、少なくはナいだろぉ (・∀・)

本作は、細部を観ると、まさに、「宝の山」だけも、

問題は、やはり、エンディングが、消化不良と云うか、
 アッサリしすぎだと云う点なのす (ノд`)

「意図的」にやったのかも痴れナいけも、

前半の関東大震災の描写と比べても、
 先の戦争の恐ろしさは、ほとんど伝わってこナいのす ( ゚∀。)

つまり、二郎が、ゼロ戦のプロトタイプを作りあげたところで、
 物語が終わっているのに、

後日談っぽく、しかも、「夢」の中で、エンディングを取り付けてるのが、
 いかにも、中途半端で、カッコ悪く、

「前編」「後編の予告編」だけで、
 前・後編の物語が終わってしまったよぉな感ぢなのす (ノд`)

二郎が、「終わりはズタズタでしたが」と云った、
 その後半戦が、バッサリと「省略」されてるのす ( ̄▽ ̄|||)

昔、『哀愁のトロイメライ』と云う、
 ロベルト・シューマンの伝記映画があって、

その凄惨な晩年を描くことナく、

第1交響曲『春』を作曲したところで、物語が終わり、
 全然、「哀愁」ぢゃナかったのだけも、

(オリジナル・タイトルは、『春の交響曲』だったハヅ♪)

それに、似てる ( ̄▽ ̄|||)

この『風立ちぬ』も、『風去りぬ』ではナく、その名の通り、
 「風が吹き始めた頃」を切り取った、云わば「散文詩」であり、

個人的には、かなり納得がいかナいけも、
 宮崎駿「不思議な哲学」で作られてる作品なのす ( ̄□ ̄;)

ちなみに、絵コンテを飼ってみたけも、
 エンディング周辺に、大幅なカットなどは、ナかったのす ( ゚∀。)

もちろん、コンテの前段階で、カットした可能性は、
 残るのだけも…… ( ̄▽ ̄|||)

あと一言 (・∀・)

おじさんの「いいワインがあるんだ」と云う最後の台詞は、
 うわすべりで、まったく、いただけナい (ノд`)

~~~~ 10月18日の追加

ラストのワインの件、
 「うわすべり」と云うか、「唐突」すぎると思うのす ( ゚∀。)

 ☆☆ 絵コンテを飼って研究するのも一興 ☆☆

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風立ちぬ スタジオジブリ絵コンテ全集

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問題作、『風立ちぬ』を観たのす (≧∇≦)
仔供ファンと保護者(=親)を切り捨てた傑作 (^∇^)

08月07日(氷)、海を渡り、
 N型(いぬがた)市の映画館で、『風立ちぬ』を観たのす d(⌒o⌒)b

宮崎駿作品は、
 リアルタイムで観た、『未来少年コナン』が好きだったけも、

劇場で観た『魔女の宅急便』に、ひどく失望してから、
 距離をおいてしまい、

後に、『紅の豚』『千と千尋の神隠し』をレンタルで観たけも、
 どこが面白いのか(カッコイイのか)、分からナかったし ( ゚∀。)

ただ、例外的に、『耳をすませば』→ ココ)だけは、
 その「荒々しさ」ゆえ、魅力的だと思ってるのす (*´∀`)

で、『風立ちぬ』は、他の用事とのかね合いで、
 時間があったら観よぉ、と云う感ぢだったのす (・∀・)

でで、時間があったので、観たのす d(⌒o⌒)b

1回しか観てナいので、
 今回の記事は、「雑感」と云うことにしておくのす (・∀・)

最初に結論を云えば、全ての作品を知ってる訳ではナいけも、
 宮崎駿の作った作品の中では、ベストかも痴れ~ヌ (≧∇≦)

戦闘機の開発と、菜穂子との恋愛&結婚の2本の旋律を
 時に、交錯させつつ進む本作だけも、

個人的には、メロドラマ部分の分量が足りナくて、
 結婚するのも、あまりに、アッサリしすぎ
な印象だし ( ゚∀。)

とは云え、熊井啓の『忍ぶ川』→ ココ)のように、
 とても小さな結婚式をあげたり、初夜を描いてみたり、

『耳をすませば』では、極めてあいまいだった部分を
 明確に描いてくれたのは、潔いと思ったし (〃ノ∇ノ)

不真面目ではナいが、完全に「大人向け」なのす (^∇^)

『ウルタラQ』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『シルバー仮面』など、
 昭和の特撮TVドラマでも、

完全に、仔供のファンを無視して、
 「とんでもナい傑作」になったエピソゥドが、少なくはナいが、

あえて、「保護者(=親)」に挑戦した本作も、それに近い感じ (・∀・)

「日本禁煙学会」からのクレィムがあった、
 二郎が、結核の菜穂子の傍で、タバコを吸う場面は、

タバコを吸わナければならナい男の愚かしさ
 あるいは、タバコ中毒の恐ろしさを、暗に、云ってる訳で、

同時に、エンディングへの「伏線」でもあり、

 ダメぢゃん、二郎 ( ゚∀。)

などと、ツッコミつつ観る場面だと思うのす (・∀・)

逆に、結核である自分を抱かせた菜穂子も、

 ダメぢゃん、菜穂子 ( ゚∀。)

などと、同様に、ツッコメるのではナいかすら (・∀・)

二郎も、菜穂子も、云ってみれば、「人間くさい」のす (〃ノ∇ノ)

一部に、「実は、戦争を賛美してる作品だ」と云う意見もあるけも、
 戦闘機の残骸の間を歩くシィンを解釈するだけでも、

二郎は、「戦争に流された」人物として選ばれたとは云え、
 決して、賛美などは、していナいのす (* `Д´)ノ

ただ、ラストに到る部分の「妙なあっけナさ」は、

スポンサァの「読売新聞」「電通」への配慮とかで、
 カットがあったのかも痴れ~ヌ ( ̄□ ̄;)

はたして、DVDやBlu-rayが発売されるかどうか‥‥ ( ゚∀。)

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高畑勲の『太陽の王子 ホルスの大冒険』 (≧∇≦)
 宮崎駿が到達することのナい、ある「高み」について ( ゚∀。)

今日の夕方、
 ついに、『太陽の王子 ホルスの大冒険』を観たのす (〃∇〃)

1968年夏の「東映まんがパレード」にて、
 『ウルトラセブン』などと同時公開されたのだ (・∀・)

いきなり、個人的に脱線するが、
 宮崎駿作品の「わざとらしさ」が大嫌いである (ノд`)

すべての作品を観ている訳ではナいが、

初監督作品である『未来少年コナン』は、全然、許せるとしても、
 『魔女の宅急便』『紅の豚』は、もうダメだ (ノд`)

「ここで、笑うんですよ」とか「ここが、山場ですよ」と云ってるのが、
 あまりに分かり過ぎるのが、ツライのだ ( ゚∀。)

激しく過大評価された作品として、『天空の城ラピュタ』があるが、

低級な音楽のライヴのように、
 「合図」だらけで、終始、イライラするのだ (ノд`)

で、この『ホルス』であるが、
 高畑勲の初監督作品と云われている ( ̄□ ̄;)

クレジットでは、「演出」となっているが、
 制作のトップだったのは、高畑勲らしい (*´∀`)

極めてストイックで、寡黙な作品である ( ̄□ ̄;)

本作のように、「生命の根底の暗さ」
 あるいは、「人間性への懐疑」を秘めているアニメ作品として、

『銀河鉄道999』『宇宙の騎士テッカマン』を思い出したが、

主要キャストの「葛藤」をどう描くかが、
 「作品の成否」にかかわっていると思えてくる ( ̄□ ̄;)

本作における、ヒルダの表情や心理描写は、
 もはや、比類ナいレヴェルだと云えるのだ (〃ノ∇ノ)

1978年に放映された『未来少年コナン』が、
 本作を「意識」していたのは明白だが、

ヒルダとモンスリーを比較すると、
 後者の「心変わり」は、ずいぶんと説得力を欠いてる (ノд`)

「ご都合主義」とでも云いたくなる、残念なレヴェルだ ( ゚∀。)

もっとも、『ホルス』の本当の主役は、ヒルダであり、
 ホルスが喰われてしまったのが、最大の弱点かも知れナい ( ゚∀。)

強い存在のヒロインと云う点で、
 ナウシカの原型とすら、云えるかも痴れナい ( ̄□ ̄;)

宮崎駿が、ヒロインの葛藤を描いてみせるのは、
 もはや「お約束」だが、

何度トライしても、
 あまりの浅薄さで、ヒルダには遠く及ばナいのだ (ノд`)

あえて、軽く作ってるのかも痴れナいが‥‥ ( ゚∀。)

ともかく、ヒルダの「精神の孤独」を描ききった、
 高畑勲の『ホルス』には、凡庸さだけがナい ( ̄□ ̄;)

DVDをゲッ吐して、みんなで観よう♪ ←岸田森のマネ

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『復刻! 東映まんがまつり 1968年夏』

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『耳をすませば』レヴュ、取りあえずリリィス O(≧∇≦)O

予定より早くデキたのす d(⌒o⌒)b

ココ♪

7月24日から台詞拾いを始めて、サボった日もあったけも、
 16日かかっちった ( ゚∀。)

ホントは、10日くらいで仕上げたかったのす (ノд`)

ムダに長いけど、ぜひ読んでください (〃∇〃)

垂直の分厚い装甲みたいなレヴュかも ( ゚∀。)

解釈が変わったりしたら、
 予告ナく、改訂しるのす (*´∀`) ←現在、Ver. 0.10

~~~~

今、HMV(ハムヴ)で、本作のDVDがお買い得みたいなので、
 緊急に、リンク貼っておくのす (≧∇≦)

最近出たBlu−rayは、高いのすぅ ( ゚∀。)

HMVジャパン →HMVでチェック♪ (DVD)
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『耳をすませば』、レヴュ制作中 O(≧∇≦)O そにょ6

本作では、あまり違和感がナいけも、
 宮崎駿の作品によくある、

主人公の起こす奇蹟に注目する群集が嫌いなのす (ノд`)

わざとらしいのす ( ゚∀。)

っつう訳で、あと少しで、
 本レヴュが公開できるのす O(≧∇≦)O

たぶん、8月10日に (*´∀`)

ムチャクチャ長いよ ( ̄□ ̄;)

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『耳をすませば』、レヴュ制作中 O(≧∇≦)O そにょ5

運良く、1時間目は自習だった。

「夕べ、よそのクラスの男の子と歩いてたって?」と、
 立ち直りの早い夕子。

うわさになってるらしい。

「恋人同士みたいだったって。」と夕子。
「そんなんじゃないよ。」と雫。

杉村がやって来た。気まずい雫。

「原田、あのことだけど、おれの方から断っとく。ごめんな。」と、
 夕子に話しかけた杉村。
「ううん、私こそ、ゴメンね。」と、赤面する夕子。
「いいよ。」と、去る杉村。

暗い表情の雫。

雫は、何を思う???

夕子の気持ちを「確認」した杉村への
 つまり、男と言う存在への疑問か???

情報が少なくて、答えは出ナいけも、意味深な場面なのす ( ゚∀。)

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