篠田三郎

異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ07
 第7話 『青春の輝き』

07月05日の午前中、
 何処かへ出かけた、老母のブラインドを突いて、

『シルバー仮面』(1971~72年)の
 第7話 『青春の輝き』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、去年の07月24日で、
 今回は、3回目なのす (*´∀`)

監督は、大木淳なのす (*´∀`)

『帰ってきたウルトラマン』の傑作、『落日の決闘』→ ココ)を
 監督されてた人だし (≧∇≦)

脚本は、『シルバー仮面』『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 13本を執筆した、上原正三だし (≧∇≦) ←3本目

で、今回の主役は、三男坊の光三くんと、ひとみ姉さん (・∀・)

篠田三郎が1948年生まれ、夏純子が1949年生まれで、

実年齢では、「学年」が一緒の二人だけも、
 恐ろしく大人っぽい、夏純子の演技が、サイコォすぎる (〃ノ∇ノ)

姉と弟の「絆」を描いた特撮ドラマは、かなりめずらしいけも、
 上原の脚本は、ほぼ完璧な仕上がり (≧∇≦)

ふと、実相寺昭雄『無常』を思い出したのは、
 内緒の手紙~ ( ゚∀。)

で、他の兄妹たちは、ずっと影が薄いけも、
 各人、なかなか重みのある台詞で、一応、決めておる ( ̄□ ̄;)

冒頭、父の残した大変な遺産を前に、
 青春も自由も、ありゃしないんだよ、と、文句をたれてた光三が、

エンディングで、さわやかに笑っているのが、
 まさに、「青春の輝き」だし (*´∀`)

また、おじさん軽妙な演技も、何だかステキ (*´∀`)

光三が海に落とされるのを助けたのに、
 自分がプールに落とされちった (≧∇≦)

前回は、元旦だったけも、季節は何時なのだろぉ???

で、光三が、単身、敵陣に乗り込んで、光線銃を奪ってくるのが、
 まるで、黒澤明『七人の侍』のよぉだけも、

「治療」のために、この光線銃を使うべきなのか、と云う葛藤も、
 シヴィアに描かれておる (〃ノ∇ノ)

ただ、この、キマイラ星人の光線銃は、
 人間には、あまり効かナい、欠陥兵器ぢゃナいかしら???

あと、上原の脚本だと、
 兄妹たちが、傷ついたり、病気になったりした時、

身体に、ロケットの設計図や方程式などが出現するのだけも、
 これが、連続SFドラマとして、実に、秀逸だし (*´∀`)

つくづく、路線変更が惜しいのすぅ (ノд`)

また、キマイラ星人シルバーが、商店街を走り抜けるのも、
 何だか、ヒヤヒヤして、面白かったし (・∀・)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ06
 第6話 『さすらいびとの荒野』

昨日の午後、
 友らちの襲来を受けた、老母のブラインドを突いて、

『シルバー仮面』(1971~72年)の
 第6話 『さすらいびとの荒野』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、去年の07月23日で、
 今回は、2回目なのす (*´∀`)

監督は、第5話に引き続き、樋口弘美なのす (*´∀`)

脚本は、『シルバー仮面』『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 13本を執筆した、上原正三だし (≧∇≦) ←2本目

冒頭、春日兄弟が、浜辺で、初日の出を見るシィンがあるけも、
 本作が放映されたのは、1972年01月02日だったのす ( ̄□ ̄;)

流木(???)を集めて、たき火をし、おしるこを作ったり、
 時代を感ぢさせる、貧乏くささが、たまらんのす (〃ノ∇ノ)

で、南条式光子ロケットを開発してる、南条隼人佐々木功)は、
 妙に、リアリティと云うか、渋い重みがナく、

科学者を演じても、ヒモを演じても、
 「なにをヤッても、ささきいさお」とでも云うべき、

本人の個性の強さが、仇となってる気もしる ( ゚∀。)

妹の綾さん南沙織)もまた、妙に、影が薄いし、
 時々、にやけてて、あまりお利口そぉに見えナいのが鬼門 ( ゚∀。)

ところで、病室で付き添ってた綾さんは、爆酔すてたのかすら ( ̄▽ ̄|||)

一方、熱に倒れたはるかちゃん松尾ジーナ)の鬼気迫る表情など、
 春日兄弟の演技は、まさに真剣勝負であり、

意見の対立する彼らが、しだいに団結してユく過程が、
 実に「重厚」で、見ごたえがあるのす (〃ノ∇ノ)

このあたり、同じく、上原脚本の第3話と、よく似てるのす (≧∇≦)

また、はるかちゃんの腕に、
 図面が浮かび上がるのも、SFっぽくて、dokidokiだし (〃ノ∇ノ)

つくづく、第10話での「路線変更」と云うか「リセット」が、
 痛恨(つ~こん)なのす (ノд`)

もしかしると、
 日本の特撮史上最大の悲劇ぢゃナいかすら ( ̄□ ̄;)

ちなみに、第10話も、上原脚本だし ( ̄▽ ̄|||)

で、事件後の綾さんの「進路」が、ぶっ飛んでて、かなり焦るが、
 この辺りは、南沙織ファンへのサァヴィスだし ( ̄□ ̄;)

また、めずらしく、心ときめかす、光三篠田三郎)の優しげな表情が、
 その端正さで、「昭和の青春」を感ぢさせる画となってる (*´∀`)

そして、冒頭の初日の出「伏線」としたエンディングも、
 大いなるロマンがあって、ステキなのす (≧∇≦)

そもそも、ミニチュアが良く出来てるのが、イイのす (*´∀`)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ05
 第5話 『明日のひとみは‥‥』

今日の午後、
 友らちの家に出かけた老母のブラインドを突いて、

『シルバー仮面』(1971~72年)の
 第5話 『明日のひとみは‥‥』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、去年の07月23日で、
 今回は、2回目なのす (*´∀`)

監督は、樋口弘美だけも、

この人の詳細が分からナいので、いろいろ調べたら、
 『ファイヤーマン』(1973年)でも、監督をされてるのす (・∀・)

脚本は、『シルバー仮面』『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 8本を執筆した、市川森一だし (≧∇≦) ←2本目

で、主役は、ゲストの東野孝彦と、
 タイトルにもなってる、ひとみ姉さん夏純子)だぁ (〃ノ∇ノ)

少し淡い、ふたりの「恋物語」なのす ( ̄□ ̄;)

まだ、お子さまである、はるかちゃん松尾ジーナ)を
 戸籍抄本を取りに「退場」させる辺り、「技あり」だし (・∀・)

同時に、お子さま視聴者も、置き去りなのだけも、
 それ故、「傑作小品」となった訳なのすぅ (〃ノ∇ノ)

樋口弘美の演出は、
 一瞬、画面の細部を拡大したり、なかなか面白いのす (・∀・)

でも、複数の着ぐるみを準備することが困難だったらすく、
 ショoカーの戦闘員風の敵が登場するのが、興ざめするし、

そもそも、台詞もナい、ジュリー星人の存在が軽すぎるのす (ノд`)

それ故、「みそ汁」がキィの「恋物語」が楽しめナいと、
 あんまし面白くナいかも ( ̄□ ̄;)

もう1つのキィは、ひとみ姉さん「赤光銃」だけも、
 これが、実に、切ナいのす (σω-)。

で、約束を果たせナかったのを詫びる光三篠田三郎)への、
 ひとみ姉さんの台詞が感動的だし (〃ノ∇ノ)

そして、最後に、チョロッと出てくる、はるかちゃんが、
 ギャグとして、まことに美味であり、何だか救われるのす (*´∀`)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ04
 第4話 『はてしなき旅』

昨日の夕方、『シルバー仮面』の
 第4話 『はてしなき旅』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)07月22日で、
 このショォト・レヴュを書くため、2回観たのす (*´∀`)

監督は、傑作の第3話に引き続き、山際永三 (〃∇〃)

脚本は、『シルバー仮面』+『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 8本を執筆した、市川森一だぁ (≧∇≦)

わたにゃんは、現段階で、第10話までを観終えてるのだが、
(第11話から、『シルバー仮面ジャイアント』になる!)

第3話が、春日兄弟の「目的」「宿命」が提示される、
 大エピソード的な作品であったのに対し、

この第4話は、旅の途中の「事件」が描かれ、
 小エピソード的である d(⌒o⌒)b

で、極めて後味の悪い、ツラい作品だ (ノд`)

実質的な主役は、
 オトリに志願した、末っ子はるか(松尾ジーナ)である ( ̄□ ̄;)

 ダメだ、はるかにはムリだ!

と言う、光三(篠田三郎)の台詞に愛を感じるが、

ピースサインを作ったりして、余裕をこいて見せる、はるかの
 ビーバーみたいに愛くるしい笑顔が最高すぎて、

ハッキリした理由は不明だが、
 シリーズ半ばでの降板が悔やまれる (ノд`)

で、ねらってヤッたのか分からナいが、

宇宙人とシルバーの格闘で、セットが壊れてゆき、
 ベニア板で作られた「虚構」であるのが分かってしまうのだ ( ̄□ ̄;)

画面に写るテレヴィ・カメラや照明装置も、
 特撮ドラマの「虚構」を語っているかのようである ( ̄□ ̄;)

また、第1&2話では、極端に口数が少なかった光二(柴俊夫)だが、
 宇宙人を倒すと、

 血のないものが、血の罠をかけ、そして、血にやぶれたんだ!

などと、意味深なことを言うのである (〃∇〃)

初めの2つの「血」は、「血液」の意味に他ならナいが、
 3つ目の「血」は、春日兄弟の「絆」のことに違いナい (≧∇≦)

ただ、光二は、長ゼリフが苦手らしい (*´∀`)

しかし、湯浅博士と、その妻は、残念な大人だ (ノд`)

家族や子供を持つと、
 人間は、かえって弱くなってしまう「場合がある」のだ ( ̄□ ̄;)

テロリストは、急所をねらってくるから、テロリストなのだ (ノд`)
本作では、「悪魔」と呼ばれている ( ̄□ ̄;)

ラストの京子ちゃん(女児)は、ささやかな「救い」である (・∀・)

初めに、ひとみ&はるかが、湯浅博士の車に同乗し、
 京子ちゃんから、オモチャをもらうのが、見事な伏線となってる (〃∇〃)

なるほど、『帰ってきたウルトラマン』の『悪魔と天使の間に‥‥』を書いた、
 市川森一の味がする (*´∀`)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ03
 第3話 『父は炎の中に』

今日の夕方、『シルバー仮面』の
 第3話 『父は炎の中に』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)07月05日で、
 このショォト・レヴュを書くため、3回観たのす (*´∀`)

監督は、けっこう凝った演出をする、山際永三 (〃∇〃)

脚本は、『シルバー仮面』+『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、
 11本を執筆した、上原正三なのだ (≧∇≦)

わたにゃんは、現段階で、第10話までを観終えてるのだが、
(第11話から、『シルバー仮面ジャイアント』になる!)

この第3話は、春日兄弟の「目的」「宿命」をあらためて提示し、
 役者やスタッフの熱いエナヂィをも感じさせる点で、

最高に観応えのある作品であるのは、間違いナい (≧∇≦)

で、実質的な主役は、
 やはり、斬り込み隊長の三男、光三(篠田三郎)である (*´∀`)

今回は、トランペットも吹いてみせ、実にカッコいいが、
 そのメロディは、妙にもの悲しい (ノд`)

末っ子はるか(松尾ジーナ)も、
 お荷物になってるのだが、その存在感が見事 (〃∇〃)

『シルバー仮面』は、春日兄弟の「旅」の物語であり、

例えば、アニメの『銀河鉄道999』のように、
 壮大な冒険譚となる可能性を秘めていた (〃ノ∇ノ)

が、視聴率との戦いに負け、挫折してしまうのである (ノд`)

美しい朝焼けとともに始発駅を発ったのだが、
 残念ながら、当初の目的地とは違う路線に入ってしまったのだ (ノд`)

それはともかく、

 死ぬ時くらい、5人一緒にいたいよ! (光三)

 不思議だな、
  一番来てはいけないところに、みんな集まってしまった
(光二)

など、「兄弟の絆」を感じさせる、秀逸な台詞が出てくるし、

暗い宙を舞いながら、異形の宇宙人と戦う、不思議なランプなど、
 映像表現としても、非常に面白い (≧∇≦)

しかし、冒頭の主題歌で、福本博士(変死体)のアップに、

 シルバー仮面
 春日光二
  柴 俊夫

と言うクレジットが重なり、
 ねらってヤッたのか、何も考えてナかったのか、悩むところだが、

基本的には、おそろしく真面目に作られた作品であり、
 実相寺昭雄がトリッキーな演出をした、第2話とのギャップが凄い ( ̄□ ̄;)

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異色のドラマ 『シルバー仮面』 (≧∇≦) そにょ02
 第2話 『地球人は宇宙の敵』

今日の夕方、『シルバー仮面』の
 第2話 『地球人は宇宙の敵』を観たのす (〃∇〃)

初めて観たのは、(今年の)06月22日だけど、第1話同様に手強く、
 このショォト・レヴュを書くため、3回観たのす (*´∀`)

第1話に続き、本作も、
 監督は実相寺昭雄、脚本は佐々木守なのだ ( ̄□ ̄;)

『ウルトラセブン』などと同様に、
 2本同時進行で、制作したのかも (*´∀`)

で、また、主役が誰なのか分からナい ( ゚∀。)

例えば、『ウルトラセブン』なら、
 ダン(=セブン)が、謎解きをし、闘い、時に、悩んだりした訳だが、

シルバー仮面に変身する能力を与えられた、
 次男の春日光二(柴俊夫)は、かなり影が薄い ( ̄□ ̄;)

三男の光三(篠田三郎)の方が、ずっと強烈な存在感があるが、

優しげな笑顔を浮かべて、人間の言い分の可笑しさを指摘する、
 キルギス星人(岡村春彦)こそが主役ではナいか、
とすら、思えてしまう異色っぷりだ ( ̄□ ̄;)

ちなみに、岡村は、実相寺の『無常』(ATG、1970年公開)で、
 重要な役である、若い僧侶・荻野を演じていた (*´∀`)

初めは、イタズラ・ガスで、村人を驚かしていたキルギス星人だが、
 嬉々として毒ガスをまき散らしたため、結局、倒されてしまった ( ゚∀。)

が、

 とうとう、あのキルギス星人が言ってた通り、
  私たち、あの人をやっつけてしまったわね
(ひとみ)

 しかし、これで良かったのかな (光一)

 …… (光二) ←台詞ナシ

などと、「疑問」が残ってしまう兄弟たち ( ゚∀。)

タカ派の光三は、

 当たり前じゃないか、ヤツが悪いんだ

 当然だよ、ヤツは光子ロケットを盗みに来たんだ

と言うのだが、やや浮いてしまっている感じがする ( ゚∀。)

今回の光三は、文献でキルギス星人を見つけた時、
 裏返った奇声を発してみせるが、

それにしても、実相寺の奇異なカメラとは、
 やはり相容れず、逆に、面白かったりする (〃∇〃)

前半はミニスカートの(見えナいが…)末っ子はるか(松尾ジーナ)の、
 愛くるしいマスコットっぷりもステキで、

村人も、妙にギャグっぽく、
 第1話に比べれば、ずいぶん明るい雰囲気に仕上がってる (*´∀`)

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