戦争映画

問題作、『風立ちぬ』を観たのす (≧∇≦)
仔供ファンと保護者(=親)を切り捨てた傑作 (^∇^)

08月07日(氷)、海を渡り、
 N型(いぬがた)市の映画館で、『風立ちぬ』を観たのす d(⌒o⌒)b

宮崎駿作品は、
 リアルタイムで観た、『未来少年コナン』が好きだったけも、

劇場で観た『魔女の宅急便』に、ひどく失望してから、
 距離をおいてしまい、

後に、『紅の豚』『千と千尋の神隠し』をレンタルで観たけも、
 どこが面白いのか(カッコイイのか)、分からナかったし ( ゚∀。)

ただ、例外的に、『耳をすませば』→ ココ)だけは、
 その「荒々しさ」ゆえ、魅力的だと思ってるのす (*´∀`)

で、『風立ちぬ』は、他の用事とのかね合いで、
 時間があったら観よぉ、と云う感ぢだったのす (・∀・)

でで、時間があったので、観たのす d(⌒o⌒)b

1回しか観てナいので、
 今回の記事は、「雑感」と云うことにしておくのす (・∀・)

最初に結論を云えば、全ての作品を知ってる訳ではナいけも、
 宮崎駿の作った作品の中では、ベストかも痴れ~ヌ (≧∇≦)

戦闘機の開発と、菜穂子との恋愛&結婚の2本の旋律を
 時に、交錯させつつ進む本作だけも、

個人的には、メロドラマ部分の分量が足りナくて、
 結婚するのも、あまりに、アッサリしすぎ
な印象だし ( ゚∀。)

とは云え、熊井啓の『忍ぶ川』→ ココ)のように、
 とても小さな結婚式をあげたり、初夜を描いてみたり、

『耳をすませば』では、極めてあいまいだった部分を
 明確に描いてくれたのは、潔いと思ったし (〃ノ∇ノ)

不真面目ではナいが、完全に「大人向け」なのす (^∇^)

『ウルタラQ』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『シルバー仮面』など、
 昭和の特撮TVドラマでも、

完全に、仔供のファンを無視して、
 「とんでもナい傑作」になったエピソゥドが、少なくはナいが、

あえて、「保護者(=親)」に挑戦した本作も、それに近い感じ (・∀・)

「日本禁煙学会」からのクレィムがあった、
 二郎が、結核の菜穂子の傍で、タバコを吸う場面は、

タバコを吸わナければならナい男の愚かしさ
 あるいは、タバコ中毒の恐ろしさを、暗に、云ってる訳で、

同時に、エンディングへの「伏線」でもあり、

 ダメぢゃん、二郎 ( ゚∀。)

などと、ツッコミつつ観る場面だと思うのす (・∀・)

逆に、結核である自分を抱かせた菜穂子も、

 ダメぢゃん、菜穂子 ( ゚∀。)

などと、同様に、ツッコメるのではナいかすら (・∀・)

二郎も、菜穂子も、云ってみれば、「人間くさい」のす (〃ノ∇ノ)

一部に、「実は、戦争を賛美してる作品だ」と云う意見もあるけも、
 戦闘機の残骸の間を歩くシィンを解釈するだけでも、

二郎は、「戦争に流された」人物として選ばれたとは云え、
 決して、賛美などは、していナいのす (* `Д´)ノ

ただ、ラストに到る部分の「妙なあっけナさ」は、

スポンサァの「読売新聞」「電通」への配慮とかで、
 カットがあったのかも痴れ~ヌ ( ̄□ ̄;)

はたして、DVDやBlu-rayが発売されるかどうか‥‥ ( ゚∀。)

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今井正の『ひめゆりの塔』 (ノд`)
 戦争から生まれたものは‥‥ (σω-)。

04月21日(目)の白昼、
 同級会に出かけた老母のブラインドをついて、

今井正監督の
 『ひめゆりの塔』(1953年公開)を観たのすぅ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

モノクロ画像&モノラル音声だけも、
 本物の火薬を使用して撮影した画面は、もの凄い迫力 ( ̄□ ̄;)

途中、トレィに行ったら、
 家の中が「総天然色」なんで、焦ったのす ( ̄▽ ̄|||)

そのくらい、しき込まれてた訳なのす ( ゚∀。)

モノクロ作品に慣れてるとは云え、
 このよぉな錯覚を起こしたことは、ナかったのす ( ゚∀。)

で、この映画、太平洋戦争の末期の沖縄本島が舞台で、

米軍による爆撃・艦砲射撃・機銃掃射を必死で逃れ、
 つかの間の安らぎを得ても、またすぐ、戦火が迫って来て、

女仔(ぢょし)高校生も、教師も、軍人も、
 登場人物が、次々に死んでいくのす (ノд`)

「大本営」の発表に歓声を上げながらも、あるのは、ばかり (ノд`)

沖縄に生まれず、本土に生まれたなら、
 死なずに済んだであろぉ、女仔(ぢょし)高校生たち (σω-)。

若い女先生(津島恵子)と若い男先生(岡田英次)が、
 良い雰囲気になるのだけも、

安易にくっつかナいのも、今井正らしいのかも知れ~ヌ ( ̄□ ̄;)

戦争が終わったばかりなのに、
 こんなトラウマのよぉな映画を作ってたのが、凄いことなのす ( ̄□ ̄;)

ちなみに、1954年公開の黒澤明『七人の侍』には、
 ハルカに「救い」があったな (・∀・)

昨今、戦争を知らナい世代が、 ←わたにゃんも知らナい
 冗談なのか、本気なのか、隣国と「武力衝突」したがっておるけも、

例え、「外交手段」だと主張しよぉとも、
 戦争への道を選択するのは、愚かなことなのす (ノд`)

戦争が繰り返されナいこと
 この作品は、まさに直球勝負で、そのことを祈ってるのす ( ̄□ ̄;)

DVDをゲッ吐して、みんなで観よう♪ ←岸田森のマネ

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『ひめゆりの塔』

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