ウルトラQ

『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ-01
 『宇宙からの贈りもの』 ←『ウルトラセブン』の原点

04月28日(吐)の午後、『ウルトラQ』の
 第3話 『宇宙からの贈りもの』を観たのす (〃∇〃)

地球の調査用のロケットを侵略とカン違いしたのか、
 宇宙怪獣を送り込んできた火星人 ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)

設定が『ウルトラセブン』の『ウルトラ警備隊西へ(前・後編)』にそっくりだが、
 脚本は、同じく、金城哲夫なのだ (〃∇〃)

で、万城目たちを襲う宇宙怪獣(いわゆる、ナメゴン)が、
 大迫力で光学合成されている (≧∇≦)

しかし、見どころは終盤かも知れナい (〃∇〃)

戦争人種差別人身売買をしている人類は、
 進歩した文明を持つ星々の仲間には加えてもらえナいだろうと言う、
かなり皮肉っぽい雑談(実は、制作者の理念を語っている)の途中、

夜の闇に、再び現れる宇宙怪獣の不気味さ ( ̄□ ̄;)

ちなみに、宇宙怪獣が玉子から孵る場面も、
 殻のヒビが妙に気色悪く、良くデキてる (ノд`)

そんな、『ウルトラセブン』の原点を見るような1本 (≧∇≦)

しかも、事件の解決シーンを見せずに終わるところに、
 藤子不二雄Fの短編のような、強烈なインパクトがある ( ̄□ ̄;)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ-02
 『五郎とゴロー』 ←『ウルトラQ』を代表する一本

04月14日(吐)の午後、『ウルトラQ』の
 第2話 『五郎とゴロー』を観たのす (〃∇〃)

猿と一緒に育った、オシ(?)の青年、
 「エテキチ」こと、五郎(怪優・鈴木和夫)が最高だ (〃ノ∇ノ)

『ウルトラセブン』の第2話 『緑の恐怖』で、
 怪しい郵便物を届ける、陰気な郵便配達人を演じていたが、

 小包です…。

とだけ言う、滑舌の悪い、暗い声が超絶に怪しく、
 侵略者の送り出した刺客と考えるより手立てがナかった ( ̄□ ̄;)

実相寺昭雄の『青い沼の女』の冒頭、 ←火曜サスペンス劇場
 降りしきる雨の中、因縁の手紙を持ってくる郵便配達人(寺田農)級に、

激しく意味深なようで、
 実は、全く意味がナいのである (ノд`) ←単なる演出

この郵便配達人の「味」を中学生にして見抜いてしまった、 ←鈴木和夫の方
 自称ペシミストのわたにゃんは、
やがて、怪優のコレクションを始めてしまうのである ( ゚∀。) ←ダメぢゃん

で、本作の五郎は、台詞はナく、口笛を吹き、おどおどし、唸るだけなのだが、
 その表情は、喜びや悲しみを表現しきっていて、完璧だ ( ̄□ ̄;)

ラスト近く、巨大猿ゴローからの視点で、
 ひとり、絶叫する五郎に、否応ナく胸をえぐられる (ノд`)(ノд`)

そんな怪優・鈴木和夫おそらく唯一のタイトルロール作品が、
 本作なのだ (〃ノ∇ノ)

「第2話の漢(をとこ)・鈴木和夫」は、 ←わたにゃんの命名
 「Wikipedi屋」(仮名)によると、既に故人らしい (ノд`)

清水紘治や寺田農のような彫りの深い容貌を持つが、
 優しさも同居してるステキな俳優だ (///ω///)

他にも、ワイルド星人に撃たれる巡査など、端役の出演はあるが、
 もっと活躍して欲しかった (ノд`)

金城哲夫のシナリオは、例によって、ツッコミどころ満載であるが、
 円谷一の鋭い演出で、25分を闘い抜いた濃密な仕上がり (≧∇≦)

今回は、レギュラーも、ゲストも、充実していて、
 印象こそ地味だが、
シリーズを代表する一本であることは、疑いナい ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ

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~~~~ 05月13日の追加

心優しき怪優・鈴木和夫には、
 『怒りの孤島』(1958年)と言う幻の主演映画もあるが、

製品化されてナいので、
 観ることは極めて困難なようだ ( ゚∀。) ←特に、田舎では

わたにゃんも観たことがナいのす (ノд`)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ-03
 『ゴメスを倒せ!』

04月05日(杢)の夜、『ウルトラQ』の
 第1話 『ゴメスを倒せ!』を観たのす (〃∇〃)

このブログでは、第5話から、鑑賞記録を描き始めたけど、
 第1~4話を観直すことにしたのす (*´∀`)

『ウルトラQ』の放送順は、制作順ではナいので、
 「第1話として、本作が選ばれた理由」を想像してみよう d(⌒o⌒)b

東海弾丸道路建設作業員として、
 怪優・大村千吉や ←「アル中」と言う設定 ←お約束
 怪優・山本廉が、 ←実は、イカルス星人
惜しげもナく起用されてるが、多分、これが理由ではナい (*´∀`)

万城目淳(佐原健二)と、 ←後に、地球防衛軍の参謀になる
 江戸川由利子(桜井浩子)が、 ←後に、岸田森の教団に犯されまくる
不用意に飛び込んだ洞窟の中で、妙に仲良しだったり、

わりと出番の少ない戸川一平(西條康彦)が、 ←後に、ガソリンスタンドに就職
 口数の多いガキンチョになめられつつも、少し活躍したり、
レギュラーの見せ場が多いのが、理由だったりしそうだ (*´∀`)

また、前述のガキンチョの活躍が、
 わたにゃんは、ガキンチョが活躍する作品は、あまり好きではナいけど、
 (例外:『悪魔と天使の間に‥‥』『怪獣使いと少年』
幼い視聴者にウケると考えられたのだろう (*´∀`)

そして、最大の理由は、
 怪獣同士の闘いが、なかなかの迫力で描かれていたからではナいか???

が、口数の多いガキンチョは、タイプではナいし、

洞窟の中を逃げ回る場面も、やや冗長だし、

サナギ(玉子じゃナいらしい???)からかえったばかりのリトラが、
 ゴメスと闘うのが、妙に腑に落ちナいし、

個人的には、
 あまり好きではナい作品だったりする (ノд`)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ06
 『地底超特急西へ』 ←『プロヂェクトB』の殿堂入り♪

03月31日(吐)の午後、『ウルトラQ』の
 第10話 『地底超特急西へ』を観たのす (〃∇〃)

ウルトラシリーズの場合、
 協同脚本の作品は、概して、問題児である ( ゚∀。)

『怪奇大作戦』の『狂鬼人間』や ←欠番作品
 『恐怖劇場アンバランス』の『死体置場(モルグ)の殺人者』など、

血なまぐさい芸術作品を書く男、山浦弘靖と、 ←実は、苦手

『ウルトラマン』の『侵略者を撃て』や ←バルタン星人の回
 『帰ってきたウルトラマン』の『落日の決闘』など、 ←キングマイマイの回

夢いっぱいの童画職人、千束北男(飯島敏宏)
 想像を絶する、戦慄のコラボレーション ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)

この作品、初めて観たのだけも、
 途方もナい怪作に仕上がっておる ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)

全28話の『ウルトラQ』で、一番最後に作られた作品であり、

気合いの入ったミニチュア職人芸の光学合成で、
 作品自体のクオリティは高いのだが、

わたにゃんは、本作を「極上のB級作品」と認定したのであった O(≧∇≦)O

すなわち、『プロヂェクトB』と言う、
 作品研究シリィヅの殿堂入り (≧∇≦)

これ、このように (〃∇〃) ←画面のかなり下の方

追って、詳細レヴュを制作したい (〃ノ∇ノ)

すなわち、25分の短篇でありながら、
 バカ風味のフルコースに、お腹いっぱい o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

ドタバタ担当の江戸っ子と自称する靴磨きの少年(山村哲夫)や
 古典的ギャグを連発する地底超特急の主任(石川進)と、

暗い顔で、
 「人工生命M1号」の射殺を許可する教授(塚本信夫)の ←後のMAT隊長
  ↑山浦弘靖が書いたっぽい部分

あたかも「人類の不条理」のように強烈なコントラスト ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)
 ↑輝く未来都市に、クサビのように打ち込まれる血しぶき

そして、『キャプテンウルトラ』の最終回にも負けナい気がする、
 完全に収拾不能なエンディング ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)

ついでに言えば、
 制作の最終回に至っても、演技のカタいレギュラー陣 ( ゚∀。)

そんな、今や、ねらっても作れナい、奇跡の一本なのだ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ05
 『クモ男爵』

わたにゃん時間で、今日(16日)は、『ウルトラQ』の
 第9話 『クモ男爵』を観たのす (〃∇〃)

引越しをしてたので、約1ヶ月ぶりの投稿だぁ ( ゚∀。)

冒頭のナレーション(石坂浩二)は、以下の如し (≧∇≦)

 夜のクモは、悪魔の使いとして恐れられています

万城目たち6人は、夜、誰もいナい洋館に舞い込むのだが、
 万城目の語る伝説の通り、2匹の巨大グモがいて、
彼らを襲うのである ( ̄□ ̄;)

夜だし、モノクロ画面だし、雰囲気はバッチリ (〃∇〃)

すげぇ美女(若林映子)も出てくるし o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o ←あきこと読む

『怪奇大作戦』の『散歩する首』で、死者を甦らせる研究をしてた、
 駄怪優・鶴賀二郎までが出てくる ( ゚∀。)

が、全然、怖くナい ( ゚∀。)

巨大グモの動きが、なんとナくモタモタしてて、
 緊迫感に欠けるのだ ( ̄□ ̄;)

音楽も、恐怖をあおる作りには、なっていナい ( ゚∀。)

何より、迷い込む人間の数が多すぎるんじゃナいか ( ゚∀。)

もしかすると、巨大グモは、
 人間を捕食するのが目的ではナかったのかも知れヌ ( ̄□ ̄;)

最後のナレーションに、そのような含みがあるのす (*´∀`)
なかなか、切ない (ノд`)

ともかく、カタストロフィなラストシーンは、見事だ (≧∇≦)

異空間に迷い込んだり、巨大グモが出てくる、そっくり作品として、
 『ウルトラセブン』の『空間X脱出』があるが、
監督も脚本も、同じく、円谷一金城哲夫であった ( ̄□ ̄;)

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『ウルトラQ』と言う古典 (≧∇≦) そにょ04
 『甘い蜜の恐怖』

わたにゃん時間で、昨日(17日)は、『ウルトラQ』の
 第8話 『甘い蜜の恐怖』を観たのす (〃∇〃)

『ウルトラマン』のハヤタ隊員(黒部進)が、
 研究者の役でゲスト出演してるのがポイント (*´∀`)

『ウルトラセブン』のダンは、知性のある宇宙人として、
 (その実、人間くさく、)思考したり、苦悩したりしてたのだが、

ハヤタは、地球防衛の任務を遂行してるだけの印象が強く、
 概して、ポーカーフェイスであった ( ̄□ ̄;)

本作でも、黒部進は、感情をむき出しにする演技ではナいが、
 恋人がいたりして、ハヤタとは違う面をみせ、興味深いのす (*´∀`)

が、黒部進のライヴァルの研究者、伊丹(岩下浩)の屈折っぷりが、
 本作の核心である (≧∇≦)

『甘い蜜の恐怖』と言うタイトルには、
 「他人の不幸は蜜の味」と言う含みがあるのかも ( ̄□ ̄;)

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