『ウルトラQ』
第20話
『海底原人ラゴン』


1966年5月15日放送 円谷プロダクション制作
監督:野長瀬三摩地 脚本:山浦弘靖、大伴昌司、野長瀬三摩地
出演:珠めぐみ、石崎二郎、笹川恵三、佐原健二、桜井浩子、
勝部演之、黒沢年男、江幡高志、西條康彦、田島義文、石坂浩二、ほか


ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)

 個人的には、シリィヅ中、一番怖い作品だし ( ̄□ ̄;) 突如、ラゴンが、アップで出たりするし、そんな時の音楽の使い方も、怖しゅぎる ( ̄▽ ̄|||)
 脚本は、山浦弘靖大伴昌司野長瀬三摩地(南川竜ではなく)の3人の合作~ ( ̄□ ̄;) 山浦のシナリオは、個人的に、血なまぐさい印象が強く(それ故、好きではナいのだけも…)、ラゴンが、夜道で、酔っぱらい(江幡高志)を「惨殺」する辺りは、山浦によるんぢゃナいかすら、と、勝手に推測~ ( ̄□ ̄;) とにかく、夜が明けるまでは、かにゃり怖い (ノд`) ずっと夜だったり、ラゴンが集団で出てきたら、とんでもナく怖かったに違いナいのす ( ̄▽ ̄|||)
 で、ラゴンを見てたら、イタリアンなB級ホラァ、『ドクター・モリスの島 フィッシュマン』(1979年)を思い出したのす ( ̄□ ̄;) 子供の頃に観たせいもあるけも、コイツは、ぐろてくすな半魚人が集団で出てきて、ムチャクチャ怖かったし (ノд`) 一方、ラゴンは、音楽が流れると、夢中になったりするので、何処か、「愛嬌」もあるのす (・∀・)
 で、オトリになった万城目が、ラジオを使う場面で、音楽が終わるたびに、ラゴンが凶暴化して吠える演出は、藤子不二雄Fの作品などに、よく出てくる、技巧的な「ギャグ」として、深い味わいがあるのす (≧∇≦)
 ただ、石井博士の妹の文子さん珠めぐみ)が、ラゴン(スーツアクターは、ウルトラマンの古谷敏)に、その子供を返すシィンは、みんなの注目を浴びながら、ヒロインが「奇蹟」を起こす、と云う、まさに、宮崎駿の映画の山場で、よく出るパタァンであり、むしろ、本作の方がオリジナルな訳だけも、現在から、ふり返ると、あまりに、「ソン」な立ち位置にあるのす (ノд`)
 とは云え、島が沈む場面の特撮も、なかなか「気合い」の入った仕上がりだし、ラゴンの着ぐるみの造形も、「迫力」があるのす ( ̄□ ̄;) 実は、よくデキた作品なのす o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o やはり、野長瀬三摩地監督は、さすがなのすぅ (〃ノ∇ノ)
 ただ、「どうせオレは、味噌っかすですよ!」と云って、冒頭で「退場」しる、一平くんが、ちょとかわいそぉ (ノд`) 『あけてくれ!』(ウルトラQ)にも匹敵する、可哀想さである ( ゚∀。)
 珠めぐみさんは、今年の08月23日に、63歳で亡くなられたけも、本作の撮影当時は、15歳だったのす ( ̄□ ̄;) それにしては、大人っぽいのす (〃ノ∇ノ) ラゴンに襲われた漁師・利夫(黒沢年男)のことを、「あんた」と呼んでるのも、妙に気になるのす ( ゚∀。) また、『死骸(しかばね)を呼ぶ女』(恐怖劇場アンバランス)でも、ヒロインを熱演しておったのが、忘れられナい (ノд`)


  Ver. 0.10 2013年09月21日11時54分、完了。 ←今ココ


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発売日:2009年1月23日
発売元:株式会社 円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル株式会社
価格:1890円(税込)
型番:BCBS-3403
(収録内容)
 第17話 『1/8計画』
 第18話 『虹の卵』
 第19話 『2020年の挑戦』
 第20話 『海底原人ラゴン』
 封入特典
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