『ウルトラQ』
第21話
『宇宙指令M774』


1966年5月22日放送 円谷プロダクション制作
監督:満田かずほ 脚本:上原正三
出演:水木恵子、藤田進、小美野欣二、山崎洋、
佐原健二、西條康彦、桜井浩子、ほか


ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)

 強烈なイムパクトがある、『2020年の挑戦』(第19話)や『海底原人ラゴン』(第20話)、『南海の怒り』(第23話)、『ゴーガの像』(第24話)に包囲され、これは、「普通の作品」かな、と云う印象だったけも、なかなかキレイに仕上がってる、「総天然色」版を観て、一条貴世美(いちじょう・きよみ)こと、ルパーツ星人ゼミ(水木恵子)の、「微かにハスキィな大人の声」で、「少女っぽい美貌」と云う、極めて不思議な魅力に、すっかり参ってしまったのす (〃ノ∇ノ)
 さらに、よくよく観ると、満田かずほ監督の「粋(いき)」で、「魔法」のような演出もまた、魅力イッパイなのす (≧∇≦) 拾った人形がしゃべるのは、まあ普通だけも、「山中の無人喫茶店」のジュークボックスの「リアルタイムの会話がデキるレコード」とか、何故か、宇宙の女仔(ぢょし)が、図書館のスタッフになってるとか、ちょうど、横の本棚に、怪獣ボスタングを、宇宙語で記述した本があるとか、もちろん、進行上の「ご都合主義の嵐」なのだけも、ここまでやると、もはや、「お見事♪」としか、云いよぉがナいのす ( ^∀^) そして、何とナく、竹本泉を思い出させる、ある意味、ぶっ飛んだエンディングも、真顔の一条貴世美に、呑まれてしまうのす (〃ノ∇ノ)
 ここで、『盗まれたウルトラ・アイ』(ウルトラセブン)と比べてみると、多くの設定が「逆さ」になっているのす ( ̄□ ̄;) つまり、一条貴世美は、マゼラン星人の少女ではナく、モロボシ・ダン(=セブン)を「先取り」してるとも、云えるのす ( ̄□ ̄;) 『盗まれたウルトラ・アイ』は、「詩」のような作品だったけも、この『宇宙指令M774』も、実に、「詩的」だし (≧∇≦)
 その、一条貴世美は、云う (・∀・)

  地球は平和な美しい星だと、憧れて参りました。

 ホントに、そぉだったら、良いのだけも‥‥ ( ゚∀。) 怪獣ボスタングを倒した、ジェット戦闘機は、「人殺しの道具」でも、あるのす (ノд`) それに対する、ツッコミは、ここには、ナいのす ( ゚∀。)
 ふと気づいたけも、「一条貴世美」の最後の2文字は、「ゼミ」と、読めるよぉだ ( ^∀^)


  Ver. 0.10 2014年06月07日17時36分、完了。 ←今ココ


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モノクロ、102分、片面・2層
モノラル&2chステレオ音声、スタンダードサイズ
発売日:2009年1月23日
発売元:株式会社 円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル株式会社
価格:1890円(税込)
型番:BCBS-3404
(収録内容)
 第21話 『宇宙指令M774』
 第22話 『変身』
 第23話 『南海の怒り』
 第24話 『ゴーガの像』
 封入特典
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