HOME > 昭和の特撮 > 『ウルトラセブン』 第1話 『姿なき挑戦者』 ショート・レヴュー
1967年10月1日放送 円谷プロダクション制作 監督:円谷一 脚本:金城哲夫 出演:森次浩司、中山昭二、菱見百合子、石井伊吉、阿知波信介、古谷敏、 藤田進、浦野光ほか
その味が、竹本泉のマンガやゲームにも踏襲されているのだが、ナレーターの浦野光による「ウルトラ警備隊のメンバー紹介」が、最高に楽しい (≧∇≦) しばしば、主役は怪獣と言われる『ウルトラマン』の第1話には、メンバー紹介がナかったので、『ウルトラセブン』は、「ウルトラ警備隊」のドラマだ!と言う宣言なのかも知れナい (〃∇〃) 「キリヤマ隊長。年齢38歳。隊歴16年。東京都出身。」と言う具合 (〃∇〃) つっ込む人もいるだろうが、厳しい表情の中山昭二の演技は、ほぼ完璧だ (*´∀`) 射撃訓練中のソガの紹介が、妙に簡素で、射撃が得意らしいとは、推測するしかナい (・∀・) 後に「ボケ役」として君臨する、フルハシのトランポリンのアクションは、もちろん本人ではナいと思うが、「地球防衛軍きっての怪力の持ち主」と言う紹介は、夢いっぱいだ (*´∀`) アマギは、「名プランナー」と紹介される ( ̄□ ̄;) 一体、何を計画するのだろう??? で、彼らの年齢から隊歴を引くと「22」となり、皆、4年制の大学を卒業してるらしいと想像される (*´∀`) 最後に、前線に立つ女医、アンヌの年齢を伏せて笑いを取りつつ(医大出身で、実は、20代後半???)、白衣を脱ぎかけたところで、痛恨の画面転換という非情なテクも、まさに確信犯的で、実に素晴らしい (*´∀`) そして、笑う風来坊、モロボシ・ダン(仮名)の、妙にさわやかで、なおかつ、挑戦的な態度も楽しすぎる (≧∇≦) フルハシの「怪力」のことも知ってるのである (*´∀`) この辺りは、ツッコミどころ満載、まさに「記号の楽園」だ (≧∇≦) で、さっそくアンヌ(おそらく、年上)が、「ダン! あなたの地球がピンチに立たされているのよ。」と、作戦室に入城した風来坊に話しかけ、幾多のドラマの幕開けとして、心ときめかせてくれるのだ (〃∇〃) 地球人以上に地球を愛したダンに、「あなたの地球」と言う言葉はふさわしい (*´∀`) クール星人を無言で瞬殺し、巨大化して、その宇宙船を撤去する時、「アレは何ですかっ? 何ですかアレはっ?」と、警官に「アレ」呼ばわりされる謎のヒーロー ( ̄□ ̄;) が、エンディングでも、巨大ヒーローについての言及はナく(第2話で、いつの間にか「命名」されてしまってるのだが)、この辺りは、どうにも具合が悪い (ノд`) 命名のシーンは、もともとあったのだが、編集の段階でカットされたとも言われている ( ゚∀。) コンビナートの炎上シーンやウィンダムの戦闘シーンを少し削れば、何とか時間は作れたと思うのだが‥‥ ( ゚∀。) 黒澤明 『用心棒』(1961年)で、用心棒・本間先生を快演(怪演ではナい)し、本作では長官を演じた藤田進の滑舌の悪い、高い声も、妙に味がある (〃∇〃) ともかく、他のウルトラシリーズと比較しても、その「さわやかさ」と「スピード感」において、比類ナい第1話となった (≧∇≦)
Ver. 0.10 2012年07月01日20時36分、完了。
ご意見、ご感想は watahme@momonahn.egoism.jp まで(メールアドレスは半角で)。
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『ウルトラセブン』
第1話
『姿なき挑戦者』
1967年10月1日放送 円谷プロダクション制作
監督:円谷一 脚本:金城哲夫
出演:森次浩司、中山昭二、菱見百合子、石井伊吉、阿知波信介、古谷敏、
藤田進、浦野光ほか
ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)
その味が、竹本泉のマンガやゲームにも踏襲されているのだが、ナレーターの浦野光による「ウルトラ警備隊のメンバー紹介」が、最高に楽しい (≧∇≦) しばしば、主役は怪獣と言われる『ウルトラマン』の第1話には、メンバー紹介がナかったので、『ウルトラセブン』は、「ウルトラ警備隊」のドラマだ!と言う宣言なのかも知れナい (〃∇〃)
「キリヤマ隊長。年齢38歳。隊歴16年。東京都出身。」と言う具合 (〃∇〃) つっ込む人もいるだろうが、厳しい表情の中山昭二の演技は、ほぼ完璧だ (*´∀`)
射撃訓練中のソガの紹介が、妙に簡素で、射撃が得意らしいとは、推測するしかナい (・∀・)
後に「ボケ役」として君臨する、フルハシのトランポリンのアクションは、もちろん本人ではナいと思うが、「地球防衛軍きっての怪力の持ち主」と言う紹介は、夢いっぱいだ (*´∀`)
アマギは、「名プランナー」と紹介される ( ̄□ ̄;) 一体、何を計画するのだろう??? で、彼らの年齢から隊歴を引くと「22」となり、皆、4年制の大学を卒業してるらしいと想像される (*´∀`)
最後に、前線に立つ女医、アンヌの年齢を伏せて笑いを取りつつ(医大出身で、実は、20代後半???)、白衣を脱ぎかけたところで、痛恨の画面転換という非情なテクも、まさに確信犯的で、実に素晴らしい (*´∀`)
そして、笑う風来坊、モロボシ・ダン(仮名)の、妙にさわやかで、なおかつ、挑戦的な態度も楽しすぎる (≧∇≦) フルハシの「怪力」のことも知ってるのである (*´∀`) この辺りは、ツッコミどころ満載、まさに「記号の楽園」だ (≧∇≦)
で、さっそくアンヌ(おそらく、年上)が、「ダン! あなたの地球がピンチに立たされているのよ。」と、作戦室に入城した風来坊に話しかけ、幾多のドラマの幕開けとして、心ときめかせてくれるのだ (〃∇〃) 地球人以上に地球を愛したダンに、「あなたの地球」と言う言葉はふさわしい (*´∀`)
クール星人を無言で瞬殺し、巨大化して、その宇宙船を撤去する時、「アレは何ですかっ? 何ですかアレはっ?」と、警官に「アレ」呼ばわりされる謎のヒーロー ( ̄□ ̄;) が、エンディングでも、巨大ヒーローについての言及はナく(第2話で、いつの間にか「命名」されてしまってるのだが)、この辺りは、どうにも具合が悪い (ノд`) 命名のシーンは、もともとあったのだが、編集の段階でカットされたとも言われている ( ゚∀。) コンビナートの炎上シーンやウィンダムの戦闘シーンを少し削れば、何とか時間は作れたと思うのだが‥‥ ( ゚∀。)
黒澤明 『用心棒』(1961年)で、用心棒・本間先生を快演(怪演ではナい)し、本作では長官を演じた藤田進の滑舌の悪い、高い声も、妙に味がある (〃∇〃)
ともかく、他のウルトラシリーズと比較しても、その「さわやかさ」と「スピード感」において、比類ナい第1話となった (≧∇≦)
Ver. 0.10 2012年07月01日20時36分、完了。
ご意見、ご感想は watahme@momonahn.egoism.jp まで(メールアドレスは半角で)。