HOME > 昭和の特撮 > 『ウルトラQ』 第28話 『あけてくれ!』 ショート・レヴュー
1967年12月14日放送 円谷プロダクション制作 監督:円谷一 脚本:小山内美江子 出演:柳谷寛、天本英世、東郷晴子、佐々容子、佐田豊、森今日子、 石田茂樹、奥村公延、佐原健二、桜井浩子、江川宇礼雄、西條康彦、 石坂浩二、ほか
これまでに観た、他の特撮作品のすべての座標が、微妙に揺らぐよぉな、「乾いた衝撃」を受けたのす ( ̄□ ̄;) 1966年の初回放映時、「怪獣も出て来ナいし、難解すぎる」と、お蔵入りしちった1本だけに、およそ、仔供向けの内容では、ナいのす (≧∇≦) それほど、難解ではナいと思うけも、普通の仔供さんには、まづ、分からナいハヅ ( ̄□ ̄;) で、SF作家・友野健二を演じる、怪優・天本英世が、カッコ良すぎ (〃ノ∇ノ) 頭頂部が薄かったり、前歯がボロボロだったりしるけも、何故か、カッコ良いのが、すなわち、「怪優」の証~ ( ̄□ ̄;) よくある、小細工の怪演などは、すぐにバレるのだけも、岸田森とか、清水紘治とか、天本の場合は、恐ろしく、板についてるのす (〃ノ∇ノ) 黒い封筒(「総天然色」版では、濃い緑)に浮かび上がる、友野の恐ろしげな顔は、ちょっとやりすぎだけも、終盤の、現実のくだらなさに疲れた表情と独白が、どうにも比類ナい (〃ノ∇ノ) やはり、現実に疲れきった中年男・沢村を演じる、柳谷寛のコミカルな「絶望」の表現も、実は、ぞくっとするような秀演であり、すべてが「逆」のような、友野とのコントラストが、鮮烈だし ( ̄□ ̄;) 本作のタイトルは、沢村の最後の台詞、「おれも、つれて行ってくれ!」の方が「本質的」だと、思うけも、その結末(つれて行ってもらえたのか???)を描かナかったのは、まるで、アッバス・キアロスタミの『桜桃の味』のよぉに、鑑賞者を、つき放しておる ( ̄□ ̄;) 云わば、物語としての「完結性」を放棄しつつ、観る者の心を試すと云う、「理不尽な大技」なのす ( ̄□ ̄;) 円谷一監督は、やっぱり、しゅごいのであった (〃ノ∇ノ) で、「脱出」の、ほのかな甘さは、分からナい人には分からナいから、このエンディングに、何も感ぢナい人もいるだろぉ ( ゚∀。) わたにゃんは、残念ながら、「選ばれてる」らすい ( ゚∀。) 昨今、沢村のようなサラリィマンは、本作の制作時よりも、殖えてる可能性があるのだけも、そのような人を「誘惑」してしまうと云う意味で、極めて「危険」な作品なのす ( ̄□ ̄;) 『ウルトラQ』では、本作だけを担当した、小山内美江子による脚本は、 エ) 万城目と由利ちゃんが、いつもより、「仲良し」だったり、 ロ) 一ノ谷博士が、精神病院(???)も、やってたり、 ハ) 警視庁での、ブッ飛んだやり取りが、「意味深」なよぉで、まったく「無意味」だったり、 ニ) 最後に、よ~く見ると、一平君が、飛行機のドアを「あけてくれ!」と、押してたり、 「こだわり感」の漂う、独特の味が、あるのす (≧∇≦) ちなみに、わたにゃんは、本作の総天然色&ステレオ版も、気に入ってるのす (〃ノ∇ノ) カラァ映像の方が、より現代的&日常的に見えるから、かも痴れナい ( ^∀^)
Ver. 0.10 2014年07月14日14時49分、完了。 ←今ココ
ご意見、ご感想は watahme@momonahn.egoism.jp まで(メールアドレスは半角で)。
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『ウルトラQ』
第28話
『あけてくれ!』
1967年12月14日放送 円谷プロダクション制作
監督:円谷一 脚本:小山内美江子
出演:柳谷寛、天本英世、東郷晴子、佐々容子、佐田豊、森今日子、
石田茂樹、奥村公延、佐原健二、桜井浩子、江川宇礼雄、西條康彦、
石坂浩二、ほか
ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)
これまでに観た、他の特撮作品のすべての座標が、微妙に揺らぐよぉな、「乾いた衝撃」を受けたのす ( ̄□ ̄;)
1966年の初回放映時、「怪獣も出て来ナいし、難解すぎる」と、お蔵入りしちった1本だけに、およそ、仔供向けの内容では、ナいのす (≧∇≦) それほど、難解ではナいと思うけも、普通の仔供さんには、まづ、分からナいハヅ ( ̄□ ̄;)
で、SF作家・友野健二を演じる、怪優・天本英世が、カッコ良すぎ (〃ノ∇ノ) 頭頂部が薄かったり、前歯がボロボロだったりしるけも、何故か、カッコ良いのが、すなわち、「怪優」の証~ ( ̄□ ̄;) よくある、小細工の怪演などは、すぐにバレるのだけも、岸田森とか、清水紘治とか、天本の場合は、恐ろしく、板についてるのす (〃ノ∇ノ) 黒い封筒(「総天然色」版では、濃い緑)に浮かび上がる、友野の恐ろしげな顔は、ちょっとやりすぎだけも、終盤の、現実のくだらなさに疲れた表情と独白が、どうにも比類ナい (〃ノ∇ノ)
やはり、現実に疲れきった中年男・沢村を演じる、柳谷寛のコミカルな「絶望」の表現も、実は、ぞくっとするような秀演であり、すべてが「逆」のような、友野とのコントラストが、鮮烈だし ( ̄□ ̄;)
本作のタイトルは、沢村の最後の台詞、「おれも、つれて行ってくれ!」の方が「本質的」だと、思うけも、その結末(つれて行ってもらえたのか???)を描かナかったのは、まるで、アッバス・キアロスタミの『桜桃の味』のよぉに、鑑賞者を、つき放しておる ( ̄□ ̄;) 云わば、物語としての「完結性」を放棄しつつ、観る者の心を試すと云う、「理不尽な大技」なのす ( ̄□ ̄;) 円谷一監督は、やっぱり、しゅごいのであった (〃ノ∇ノ)
で、「脱出」の、ほのかな甘さは、分からナい人には分からナいから、このエンディングに、何も感ぢナい人もいるだろぉ ( ゚∀。) わたにゃんは、残念ながら、「選ばれてる」らすい ( ゚∀。) 昨今、沢村のようなサラリィマンは、本作の制作時よりも、殖えてる可能性があるのだけも、そのような人を「誘惑」してしまうと云う意味で、極めて「危険」な作品なのす ( ̄□ ̄;)
『ウルトラQ』では、本作だけを担当した、小山内美江子による脚本は、
エ)
万城目と由利ちゃんが、いつもより、「仲良し」だったり、
ロ)
一ノ谷博士が、精神病院(???)も、やってたり、
ハ)
警視庁での、ブッ飛んだやり取りが、「意味深」なよぉで、まったく「無意味」だったり、
ニ)
最後に、よ~く見ると、一平君が、飛行機のドアを「あけてくれ!」と、押してたり、
「こだわり感」の漂う、独特の味が、あるのす (≧∇≦)
ちなみに、わたにゃんは、本作の総天然色&ステレオ版も、気に入ってるのす (〃ノ∇ノ) カラァ映像の方が、より現代的&日常的に見えるから、かも痴れナい ( ^∀^)
Ver. 0.10 2014年07月14日14時49分、完了。 ←今ココ
ご意見、ご感想は watahme@momonahn.egoism.jp まで(メールアドレスは半角で)。