『ウルトラQ』
第24話
『ゴーガの像』


1966年6月12日放送 円谷プロダクション制作
監督:野長瀬三摩地 脚本:上原正三
出演:田原久子、松下達夫、日恵野晃、山崎洋、
佐原健二、西條康彦、桜井浩子、田島義文、石坂浩二、ほか


ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)

 「探偵もの」と「怪獣もの」が、映画的スケィルで、絶妙に融合した傑作なので、ビビってしまった ( ̄□ ̄;) つまり、美術品密輸組織をハードに描きつつ、呪いの怪獣の不気味さも、見事な構成感で、表現してるのす (〃ノ∇ノ) サングラスの男(=捜査官N2、山崎洋)が、バックで車を疾走させると、前方の倉庫が爆発するオープニングから、もぉ比類がナい (≧∇≦) 人間ドラマではナいが、これほど、「面白い作品」は、滅多にナいだろぉ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ とくに、ゼロと呼ばれる殺し屋を演じる、日恵野晃が、抜群の存在感で、好演している (〃∇〃) 例えば、心の中に蘇った「岩倉(=密輸組織のボス、松下達夫)の声」に従い、ガレキの中から立ち上がる場面が怖ひ (ノд`)
 しかし、本作には、致命的とも云える欠陥がある ( ̄▽ ̄|||) つまり、ジープに乗った、万城目、一平君、由利ちゃん、リャン・ミン(田原久子)らが、ゴーガに「接近戦」を挑むのが、どぉ考えてもあり得ナい ( ゚∀。) 既に、自衛隊(?)が動いているのに、何故、「民間人」が、最前線で戦うのか??? 彼らは、「MAT」ではナい ( ゚∀。) また、そのリャン・ミンを狙うゼロの出現も、あまりに、ご都合主義ではナいか ( ゚∀。) しかし、それらに眼をつぶれば、やっぱし、スリル満点、極上の作品に違いナい (≧∇≦) 最後のリャン・ミンのセリフも、ストイックな重みがある ( ̄□ ̄;)
 吊るしてるワイヤが時々見えるが、生き物のように動く、ゴーガの「操演」も見事 (〃ノ∇ノ)
 個人的には、『ペギラが来た!』『バルンガ』『南海の怒り』と肩を並べる、野長瀬三摩地監督の大傑作だ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
 ただ、本作の「総天然色」版は、人物の肌の質感が、日本人っぽくナくて、今今(いまふたつ)だし、全体的に暗めの画面は、着色が映えナい (ノд`) むしろ、オリヂナル・モノクロ版の方がリアルかも知れナい ( ゚∀。)


  Ver. 0.10 2012年12月15日24時31分、完了。 ←今ココ


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ウルトラ1800 ウルトラQ Vol.6
モノクロ、102分、片面・2層
モノラル&2chステレオ音声、スタンダードサイズ
発売日:2009年1月23日
発売元:株式会社 円谷プロダクション
販売元:バンダイビジュアル株式会社
価格:1890円(税込)
型番:BCBS-3404
(収録内容)
 第21話 『宇宙指令M774』
 第22話 『変身』
 第23話 『南海の怒り』
 第24話 『ゴーガの像』
 封入特典
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