『シルバー仮面』
第7話
『青春の輝き』


1972年01月09日放送 宣弘社、日本現代企画制作
監督:大木淳 脚本:上原正三
出演:柴俊夫、亀石征一郎、夏純子、篠田三郎、松尾ジーナ、
玉川伊佐男、伊川東吾、村松克巳、朝比奈尚行、森山周一郎ほか


ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)

 監督は、大木淳なのす (*´∀`) 『帰ってきたウルトラマン』の傑作、『落日の決闘』→ ココ)を監督されてた人だし (≧∇≦) 脚本は、『シルバー仮面』『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、13本を執筆した、上原正三の3本目だし (≧∇≦)
 で、今回の主役は、三男坊の光三くん篠田三郎)と、ひとみ姉さん夏純子)なのす (・∀・) 篠田三郎が、1948年生まれ、夏純子が、1949年生まれで、実年齢では、学年は一緒の二人だけも、恐ろしく大人っぽい、ひとみ姉さんと、少年のような、光三くんの、コントラストが、秀逸すぎるのす (〃ノ∇ノ) 姉と弟の「絆」を描いた特撮ドラマは、多分、かなり珍しいけも、上原正三の脚本は、ほぼ完璧な仕上がりなのす (≧∇≦) ふと、実相寺昭雄『無常』を思い出したのは、内緒の手紙~ Σ( ̄□ ̄;)
 で、他の兄妹たちは、ずっと影が薄いけも、各人、なかなか重みのある台詞を与えられ、一応、決めておる Σ(@∀@)
 冒頭、「青春も、自由も、ありゃしないんだよ!」と、春日博士の残した、大変な「遺産」を前に、文句をたれてた、光三くんだけも、エンディングでは、さわやかに笑っているのが、まさに、『青春の輝き』だったのす (*´∀`)
 また、叔父さん玉川伊佐男)の軽妙な演技も、何だかステキ (*´∀`) 光三くんが、海に落とされるのを助けたのに、自分は、プールに落とされちった (≧∇≦) 前回は、元旦だったけも、季節は、何時なのだろぉ???
 あとは、キマイラ星人・人間態を演じた、伊川東吾村松克巳朝比奈尚行が、実に、怪しく、また、カメラ・アングルも、少し、凝ってて、まるで、実相寺昭雄が、監督したよぉな、ステキな仕上がりだったのす (〃∇〃)
 で、光三くんが、単身、敵陣に乗り込んで、光線銃を奪ってくるのが、まるで、黒澤明『七人の侍』のよぉだけも、果たして、ひとみ姉さん「治療」のために、ソレを使うべきなのか、と云う「葛藤」も、シヴィアに描かれておる (〃ノ∇ノ) ただ、この、キマイラ星人光線銃は、人間には、あまり効かナい、欠陥兵器ぢゃナいかしら??? (・∀・)
 上原正三の脚本だと、兄妹たちが、傷ついたり、病気になったりした時、身体に、ロケットの設計図や方程式などが、出現するのだけも、これが、連続SFドラマとして、実に秀逸だし (*´∀`) つくづく、路線変更が、惜しいのすぅ (ノд`)
 ちなみに、キマイラ星人シルバーが、商店街を走り抜けるのも、何だか、ヒヤヒヤもので、しゅごく、面白かったのす (・∀・)

  Ver. 0.10 2019年06月17日25時26分、完了。 ←今ココ


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本作を観るために

 「有限会社ハミング」のDVD、『シルバー仮面 VOL.2』を、買いまそぉ (*´∀`) 『VOL.1』は、買いマスたか??? 「同時購入攻撃」が、オススメ~ (≧∇≦) そのクオリティは、不明だけも、最近、Blu‐rayも、出たのす Σ( ̄□ ̄;)
 第11話から、路線変更によって、タイトルも、『シルバー仮面ジャイアント』に変わるので、『VOL.1』『VOL.2』で、等身大ヒーローである前半が、揃うのす (〃∇〃)
 その、第1~8話に、駄作はナいのす ( ̄□ ̄;) これは凄いことなのす (≧∇≦) でも、視聴率に負けて、「失楽園」すてすまったのすぅ (・ω・。)。。
 何かと話題の第9話は、「外伝」と思えナくもナいので、まだ救いがあるけも、行きすぎた演出第10話は、完全に、「行きがけの駄賃」であり、存在自体が、許せナかったりしるのす (ノд`)


シルバー仮面 Vol.2
☆わたにゃん所有のDVD
国内版DVD
シルバー仮面 VOL.2
カラー、125分、片面・2層
モノラル、スタンダードサイズ
発売日:2011年4月22日
発売元:有限会社ハミング
価格:2100円(税込)
型番:HUM-202
 第六回 『さすらいびとの荒野』
 第七回 『青春の輝き』
 第八回 『冷血星人の呼び声』
 第九回 『見知らぬ町に追われて』
 第十回 『燃える地平線』

HMVジャパン ♪♪HMVで、チェ~ック♪♪
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