『シルバー仮面』
第8話
『冷血星人の呼び声』


1972年01月16日放送 宣弘社、日本現代企画制作
監督:大木淳 脚本:石堂淑朗
出演:柴俊夫、亀石征一郎、夏純子、篠田三郎、松尾ジーナ、
清水紘治、沢久美子ほか


ジャブ気味にショート・レヴュー(多少、ネタバレ)

 監督は、第7話に続き、大木淳なのす (*´∀`)  脚本は、『シルバー仮面』『シルバー仮面ジャイアント』の全26話中、本作のみを執筆した、石堂淑朗だし (≧∇≦) で、その脚本が、上原正三や、市川森一とは、全く異なる味わいなのだけも、幻想的で、また、詩のようでもあり、実に、不思議な仕上がりなのす (〃ノ∇ノ)
 27歳の清水紘治(正しい紘は、「糸宏」)が、終始、異様な存在感で、若き科学者、川上博士を演じてるけも、『ウルトラマンA』変態的問題作『3億年超獣出現!』→ ココ)の、まさに数ヶ月前に制作されたのが、本作なのす Σ( ̄□ ̄;) その、行間を読ませる演技、つまり、セリフとセリフの間の、微妙な表情の変化が、独特なのす Σ(@∀@) ヒロインのマリを演じた、ミニ・スカートの沢久美子の、ヒツジさんのような、ぼんやりした感じも、また独特なのす (〃∇〃)
 で、淋しげな海辺の叙景や、白い霧など、(行ったことナいけも、)「あの世」っぽい雰囲気が漂い、もし、実相寺昭雄が、演出してたら、凄いことになってたと思うけも、大木淳の演出も、実相寺昭雄を、大いに意識した構図が、続出するのす (*´∀`)
 ところが、マリを、際立たせるためなのか、ひとみ姉さん夏純子)&はるかちゃん松尾ジーナ)には、ほとんど台詞もナく、戦闘にも、参加しナいのす ( ̄□ ̄;) 特に、松尾ジーナは、今回をもって降板なので、その辺り、淋しいけも、25分ドラマでは、仕方ナいのかも (・ω・。)。。
 それから、光二柴俊夫)が、いつもより饒舌だけも、最後の独白などは、光一兄貴亀石征一郎)の方が、良かったんぢゃナいかしら ( ゚∀。) ただ、光一兄貴と、光三篠田三郎)の、意見の対立には「中立」だった、光二に、語らせたのは、理にかなってるかも (・∀・) で、いつもの、森山周一郎による、渋いナレーションは、割愛~ ( ̄□ ̄;) ちなみに、今回も、一番、出番が多いのは、光三で、その辺りは、もう、違和感がナいのす d(⌒o⌒)b
 あと、ツッコミどころだけも、春日兄妹満杯の乗用車に、どうやって、マリが乗ったのかは、なのす (≧∇≦) それから、冒頭のクレジットには、「川上マリ」と、書かれてるけも、まだ、フィアンセだと云うから、姓は、川上ではナいハヅだし ( ̄▽ ̄|||)
 そして、本作が比類ナいのは、春日兄妹に関わったために、婚約者を失った、川上博士が、安易に取り乱すこともナく、代わりに、不条理な、何か恍惚とした眼を見せる、ラストシーンであり、「怪優」とも云われる、清水紘治を起用して、なし得た、離れ技なのす Σ(@∀@)

  Ver. 0.10 2019年07月01日21時08分、完了。 ←今ココ


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本作を観るために

 「有限会社ハミング」のDVD、『シルバー仮面 VOL.2』を、買いまそぉ (*´∀`) 『VOL.1』は、買いマスたか??? 「同時購入攻撃」が、オススメ~ (≧∇≦) そのクオリティは、不明だけも、最近、Blu‐rayも、出たのす Σ( ̄□ ̄;)
 第11話から、路線変更によって、タイトルも、『シルバー仮面ジャイアント』に変わるので、『VOL.1』『VOL.2』で、等身大ヒーローである前半が、揃うのす (〃∇〃)
 その、第1~8話に、駄作はナいのす ( ̄□ ̄;) これは凄いことなのす (≧∇≦) でも、視聴率に負けて、「失楽園」すてすまったのすぅ (・ω・。)。。
 何かと話題の第9話は、「外伝」と思えナくもナいので、まだ救いがあるけも、行きすぎた演出第10話は、完全に、「行きがけの駄賃」であり、存在自体が、許せナかったりしるのす (ノд`)


シルバー仮面 Vol.2
☆わたにゃん所有のDVD
国内版DVD
シルバー仮面 VOL.2
カラー、125分、片面・2層
モノラル、スタンダードサイズ
発売日:2011年4月22日
発売元:有限会社ハミング
価格:2100円(税込)
型番:HUM-202
 第六回 『さすらいびとの荒野』
 第七回 『青春の輝き』
 第八回 『冷血星人の呼び声』
 第九回 『見知らぬ町に追われて』
 第十回 『燃える地平線』

HMVジャパン ♪♪HMVで、チェ~ック♪♪
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